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資生堂の科学技術を、楽しいムービーで伝える

--今回の展示、「IMAGINATION LAB.」のベースには、資生堂の研究活動を伝えるWebサイト「PICK UP TECHNOLOGY」があったとのことですが、まずはこのWebサイトについて教えてください。

横山:「PICK UP TECHNOLOGY」は、資生堂の美を支える科学技術や研究活動を楽しいムービーで紹介しているWebサイトです。一般の方々にも身近に感じていただけるテーマを中心に、化粧品にまつわる技術をわかりやすく紹介しています。ムービーの企画・制作は、宣伝・デザイン部のさまざまなスタッフが担当していて、私も企画やコピーライティングを担当しているスタッフの一人です。今回、「PICK UP TECHNOLOGY」に関連して開催することになった展示「IMAGINATION LAB.」では、企画とコピーライティングを担当しました。

--この展示のテーマは何だったんでしょうか?

横山:テーマは、出張ラボ。Webサイト「PICK UP TECHNOLOGY」の世界観をそのままに、技術解説ムービーを流すタブレットと、カラフルな実験アイテムを配した仮想ラボ空間をつくりました。ただ資生堂の技術力の確かさをアピールするだけではなく、「化粧品の科学技術って何だかおもしろそう!」と見た方に思ってもらえる展示を目指しました。タブレット同士を同期させて、リズミカルにムービーを映す演出もしています。

--展示を企画することになったきっかけは?

横山:もともと「PICK UP TECHNOLOGY」コンテンツのタッチポイントを創出できないか? という考えがありました。そこで、資生堂銀座ビルの展示スペースで何かできたらおもしろいのではないかと思って。資生堂銀座ビルでは、これまで1階ショーウインドーや2階展示スペースにおいて、さまざまな展示を定期的に行っています。ビル内にある花椿ホールで行われる「新製品発表会」や「メークセミナー」などのイベントのために、化粧品に関心のある一般のお客さまやマスコミの方も来場するので、小さなスペースですがタッチポイントとして有効だと思いました。

「PICK UP TECHNOLOGY」のWebサイト 「PICK UP TECHNOLOGY」のWebサイト

研究室からやってきた実験アイテムがちりばめられた壁 研究室からやってきた実験アイテムがちりばめられた壁

「黒方〜時を超えた香り〜」のムービー

香りの原料や、香りサンプルを展示 香りの原料や、香りサンプルを展示

コラーゲン技術のコーナーには、人工皮膚モデルを展示 コラーゲン技術のコーナーには、人工皮膚モデルを展示

美と科学のイマジネーションがあふれるラボ

--Webムービーだけでは伝えられない、リアルならではの演出ですね。

横山:「デジタル×リアル」というのも、この展示企画のテーマのひとつです。例えば、「PICK UP TECHNOLOGY」サイトの中に、平安時代の貴族に愛されたお香「黒方」の香りの再現技術を紹介したムービーがあります。本展示では、タブレットでムービーを流しつつ、本物の「黒方」を展示し、実際に香っていただける仕掛けをつくっています。また、木片や貝殻といった、普段なかなか見ることができない伝統的な香りの原料を間近で見ることもできます。資生堂では、世界中の香料の調査や、歴史・文化・伝承に関わる探索研究など幅広く行っており、そういった研究を実際に五感で感じていただけるのも、リアルな展示ならではだと思います。

--展示を考える上で、工夫した点はありますか?

横山:資生堂の生産開発拠点である「資生堂リサーチセンター」に足を運び、研究室でさまざまな実験アイテムを見せてもらい、参考にしました。それから、遊びの要素として科学に関するオブジェを散りばめています。科学館のミュージアムショップやおもちゃ屋さんを見てまわり、おもしろい科学グッズを展示にいかしました。

--楽しく体験しながら、資生堂の科学技術を知っていただけそうですね。

横山:楽しんでいただけるとうれしいです。コラーゲン技術を伝える「ハリ・リズム♪」というムービーがあるのですが、そのムービーの展示の横には、資生堂リサーチセンターで使用している肌の弾力を再現した「人工皮膚モデル」も一緒に展示しています。また、紫外線量を測れる腕時計型の器具など、普段見られないユニークな実験アイテムをたくさん展示しています。また、白衣をまとって、研究者気分で撮影できるフォトスペースを設置したのもポイントです。楽しさや親しみをもって化粧品の科学の世界に触れてもらえればいいなと思っています。

サイエンス×クリエイティブの新たな化学変化

--商品の性能紹介として研究成果をアピールすることはあっても、こうした「資生堂の科学技術」を全面にアピールする企画は珍しいのではないでしょうか。

横山:社内的な話ですが、2016年に資生堂リサーチセンターと宣伝・デザイン部が共に創設100周年を迎えるということもあり、美を追求する科学技術と、人の感性に訴えかけるクリエイティブを交錯させたこのような企画がまた開催できればいいなと思います。今回の展示は、社内のさまざまな部署と連携しましたし、ムービーを映すタブレットに関しては、日本マイクロソフトさまにも特別にご協力いただき、実現することができました。いろいろな人やモノが関わることで、アイデアの化学変化が生まれるのは、おもしろいですよね。

協力:日本マイクロソフト株式会社

掲載日 2015年11月

白衣をまとい、研究者気分で撮影できるフォトスペース 白衣をまとい、研究者気分で撮影できるフォトスペース

INFORMATION

『IMAGINATION LAB.』
横山 裕子
Profile

横山 裕子(よこやま ゆうこ): Copywriter / Planner
広告会社を経て、2012年に資生堂入社。これまでTSUBAKI、アネッサ、マキアージュなどを担当。主な賞歴 NYフェスティバル金賞・銀賞、アドフェスト銀賞、日経環境広告賞、消費者のためになった広告コンクール金賞、ラジオ広告電通賞他

Credit
CD
鐘ヶ江 哲郎
C/PL
横山 裕子
AD
戸瀬 麻梨乃(グラフィック)
AD
岸野 桃子(スペース)
WebD
矢村智明
Links

クレジット表記について
  • CD: クリエイティブディレクター
  • AD: アートディレクター
  • D: デザイナー
  • Copy D: コピーディレクター
  • C: コピーライター
  • P: プロデューサー
  • PH: フォトグラファー
  • PL: プランナー
  • ST: ストラテジスト

クレジットは資生堂 宣伝・デザイン部のスタッフのみの掲載としております。

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