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Space Designキッザニア「ビューティーサロン」

店舗全景店舗全景
スキンケアカウンター・メーキャップドレッサースキンケアカウンター・メーキャップドレッサー
ネールカウンターから見た店内ネールカウンターから見た店内

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沖津真美・小林麻紀Designer

ビューティーサロン入り口ビューティーサロン入り口

「おもてなしの心」を大切にした接客体験

資生堂には、百貨店や専門店、ドラッグストアなどにビューティーコンサルタント(BC)と呼ばれる販売員がいます。BCは、化粧品を販売するだけでなく、さまざまな方法でお客さまの美しさを引き出す創造的な仕事です。そんなBCの仕事を子どもたちに知ってもらうために、子ども向け職業・社会体験施設「キッザニア」に出展することになりました。「キッザニア甲子園」では、2013年7月8日に、「キッザニア東京」では10月1日に「ビューティーサロン」がオープンし、資生堂のスキンケア、メーキャップ、ネールが体験できる3つのブースを設けました。

子どもたちは、おもてなしをするBC役、おもてなしを受けるお客さま役、どちらかの役を選ぶことができます。BC役となる子どもたちには、資生堂のおもてなしの心が書かれたカードを1枚渡します。これは、普段BCが使っている「クレド」という冊子のエッセンスをぎゅっと凝縮したものです。このカードに「ばら園」のフレグランスをふりかけ、胸ポケットに忍ばせて接客をしていただきます。制服も本物志向。見た目は本物のBCさながらですが、着やすいようにボタンやスカーフをマジックテープにアレンジするなど、子ども向けに作り直した部分もあります。

大人と同じ空間で、大人と同じ体験を

今回キッザニアの出展にあたり、私たちはまだお化粧の経験がない子どもたちに、どうしたら受け入れてもらえるのだろうと頭を悩ませました。はじめは、子どもたちに喜んでもらえそうな、カラフルで可愛らしいデザイン案もありました。でも、実際にはそのような店舗は存在しませんし、キッザニアは大人の職業を体験してもらう場所。私自身が子どもの頃、お母さんの化粧台でこっそり口紅をひいてみたとき、まるで大人の女性に一歩近づいたようで嬉しかった記憶があります。ですから、子どもを子どもとして扱うのではなく、子どもだからこそ、本物のデパートカウンターと同じ世界を体験してもらいたいと思い、そのままのデザインで再現しました。もちろん、椅子の高さを低くしたり、アイテムを元の位置に戻しやすいようにツールに穴を開けるなど工夫はしています。

使用するアイテムはすべて、子どもの肌への安全性が確認できたものを選んでいます。スキンケアのコースでは、専用の機器を使って肌状態をチェックし、本人の肌に合った化粧水・乳液でケアしたあと、ばらの香りのハンドクリームでお手入れします。メーキャップのコースでは、お客さまに似合うメーキャップパターンを画面上でシュミレーションしてから、実際のメークを行います。ネールのコースでは、12色の中から好きな色を選んでいただき、BC役の子どもがお客さま役の子どもに塗って差し上げます。

メーキャップのコースで使用するアイテムメーキャップのコースで使用するアイテム

(左) BC役の子ども達にわたされる「おもてなしクレド」(右)イラストレーター ファンタジスタ歌磨呂氏と共同制作したカード(左) BC役の子ども達にわたされる「おもてなしクレド」
(右)イラストレーター ファンタジスタ歌磨呂氏と共同制作したカード

人を美しくする喜びや楽しさを感じてもらいたい

体験を終えた子どもたちへの手みやげとして、美容に関するアドバイスをまとめたオリジナルのカードを渡すことにしました。メークの正しい知識を伝えるだけでなく、子どもたちが家に帰った後でも大切にし、読み返してもらえるようにと、イラストレーターのファンタジスタ歌磨呂さんにキャラクターを描いていただき可愛らしいキラキラのカードを用意しました。キッザニアの「ビューティーサロン」に来て、人を美しくする喜びや楽しさを子どもたちに感じてもらいたいですね。正しいメークの知識と一緒に、メークの魅力を伝えることができれば嬉しいです。(沖津真美・小林麻紀)

沖津 真美・小林 麻紀
Profile
沖津真美(おきつまみ)Designer
1985年生まれ、石川県出身。2008年金沢美術工芸大学環境デザイン専攻卒業。同年資生堂入社。
小林麻紀(こばやしまき)Designer
1989年生まれ、東京都出身。2012年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。同年資生堂入社。
Credit
CD
鐘ヶ江 哲郎
AD
林 美代子
D
沖津 真美・小林 麻紀
C
近森 未来
P
蔵内 健太郎
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