サクヒン

Movie 星野源さんと二階堂ふみさんが「夏に降る雪の奇跡」をテーマに共演。短編映画のようなWebムービー

マキアージュ スノービューティー webムービー マキアージュ スノービューティー webムービー

Comment

「雪の結晶」のモチーフに、フィンランドの夜の景色を重ねて

--「スノービューティー」という印象的な名のフェースパウダーですが、これはマキアージュの限定アイテムですね。

西本:去年の発売当初は店頭の展開のみでしたが、昼間はおしろい、夜はスキンケアに使えるスキンケアパウダーとして、予測よりも好評で。雪の結晶というデザインも人気で、2年目の今年はさらに大きく展開することになりました。

--発売は9月で、まだ暑い時期に販売される商品としては意外な気もしますが、「雪の結晶」というテーマはどこからきているのでしょうか?

西本:「雪のように美しい肌になれる」というイメージがもとになっています。毎回パッケージデザインでは、雪の結晶の背景となるストーリーを考えているのですが、今年のテーマは「フィンランドの夜に降る雪」。そのため、少しブルーがかったような、暗闇に雪が輝く様子をイメージしたパッケージになっています。雪の結晶とさまざまな風景を重ね、雪が各地を旅していくようなデザインを今後も展開していく予定です。

スノービューティー ポスター スノービューティー ポスター

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

独特の世界観を持つ俳優が演じる、切ないファンタジー

--今回、Webムービーも新たに制作されていますが、その経緯は?

西本:去年はあまりアプローチできなかった20〜30代のお客さまにも届けたいという思いから、この世代が日常的に使っているインターネットに着目したんです。お客さまが自分の欲しい商品を探すときは、Webで検索するというリサーチ結果も出ていますので、新たな出会いのきっかけをつくる方法として、Webムービーになりました。

--短編映画のようなつくりになっていますね。

西本:どのようなムービーをつくるべきか、チームで本当にたくさんのアイデアが出ました。見るだけではなく、お客さまが「人に話したくなる、伝えたくなる」ものであってほしい。そこから発想を広げ、音楽のタイアップにいきつきました。音楽というのはひとつの世界をつくり出せる表現なので、そこにストーリーをのせることで、商品情報だけではない「情緒」を届けられると思ったんです。

--そのコラボレーション相手として、星野源さんを起用したのはなぜでしょう?

西本:最初の段階から全員一致で星野さんに決まりました。女性の気持ちに寄り添ってくれる距離感の近い歌詞にみんなすごく共感していたし、星野さん自身も、Web限定のムービーで展開するという新たな挑戦に関心を持ってくださって。星野さんの相手役を演じてくださった二階堂ふみさんも、スノービューティーの世界観をより深めてくださいました。

--脚本のコンセプトはどのように生まれたのでしょうか?

西本:雪をテーマにした商品であるにも関わらず、広告展開のスタートは夏真っ盛りの7月後半。このギャップを逆手にとって、「夏に降る雪の奇跡」といったストーリーにしてしまおうとなりました。そのイメージを監督に伝えたところ、はじめ2パターンのお話を考えてくださいました。ひとつは現代的なラブストーリー、今回採用したほうは、雪男と人間のハーフである男性と雪女が出会うというファンタジックなお話。前者も捨てがたかったのですが、とても人間らしい魅力を持つ俳優の2人がモノノケを演じるという面白さにチーム全員すぐさま惹かれました。

--タイアップソングの歌詞も今回のストーリーに合わせてつくられているのでしょうか。

西本:当初お願いしていたテーマが、「1年に一度だけ、あなたの願いを叶える雪の魔法」というコピーに由来するものだったため、何かを願う気持ちや、それが叶うときのこと、あとは「夏の雪」を軸に、作詞をお願いしました。

--全体的にどこか切ない感じがするのもまた良いですね。

西本: 2人でドライアイスのかき氷を食べているときに、二階堂さんが昔から好きだった人をテレビで見つけて出て行ってしまう、というシーンがあるのですが、彼女は雪女なので暑いところへ行くと溶けちゃうんです。こうしたファンタジーならではの切ない設定が、最後まで観る人を惹き込むポイントになっているように思います。

忘れていた「憧れ」の気持ちを、大人の魔法で呼び覚ます

--こんなに商品が登場しないムービーも珍しいかと思いますが、俳優の2人がいい語り部になってくれていますよね。

西本:ムービーの冒頭とラストに商品が登場するのですが、コンパクトを開けたときにお話がはじまり、最後はコンパクトを閉めて物語が終わりを迎えます。おっしゃる通り、主演の2人が独特の世界観と魅力を持っていて、彼らのものづくりへの情熱に支えられた部分が大きかったですね。すごく真剣に物語と向き合い、それぞれのキャラクター設定や仕草について、どんどんポジティブに提案してくださって。2人の才能、個性、そして魅力がこのストーリーに命を吹き込んでくれたと思います。

--最後に、この作品を通して最も伝えたかったことを教えてください。

西本:子どもの頃って誰しもが「魔法を使えたら」「お姫さまになれたら」という憧れを持つと思うのですが、大人になると忘れてしまいがちですよね。でも、そういった目には見えないけれど自分や人を動かすようなチカラって、大人になった現実の中にもあるのではないかと思っています。化粧品も、「きれいになりたい」という願いを叶える、大人の魔法のひとつ。このムービーには、お客さまがコンパクトのふたを開く度に何かいいことを期待したり、自分がきれいになっていく想像を膨らませたりして、その先のハッピーにつながるようにと想いを込めています。

掲載日 2015年8月

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

スノービューティー webムービー スノービューティー webムービー

西本 歩
Profile

西本 歩(にしもと あゆみ) Art Director
1984年、東京都生まれ。2008年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科を卒業、資生堂に入社。現在、MAQuillAGE、Clé de Peau Beauté、花椿誌を主に担当。

Credit
CD
高橋 歩
AD
西本 歩
C
植木 彩
P
廣岡 伶美
Links

クレジット表記について
  • CD: クリエイティブディレクター
  • AD: アートディレクター
  • D: デザイナー
  • Copy D: コピーディレクター
  • C: コピーライター
  • P: プロデューサー
  • PH: フォトグラファー
  • PL: プランナー
  • ST: ストラテジスト

クレジットは資生堂 宣伝・デザイン部のスタッフのみの掲載としております。

ページの先頭