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Package Design世界らん展日本大賞2014 資生堂オリジナルグッズ

フレグランス(世界らん展日本大賞2014限定品)フレグランス(世界らん展日本大賞2014限定品)
あぶらとり紙(世界らん展日本大賞2014限定品)あぶらとり紙(世界らん展日本大賞2014限定品)
ハンドタオル(世界らん展日本大賞2014限定品)ハンドタオル(世界らん展日本大賞2014限定品)

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花を愛するすべての女性へ
世界らん展フレグランス「カトレア リリーミラード」

世界中から約10万株のらん(蘭)が集結するイベント「世界らん展日本大賞2014」で発売された、オリジナルフレグランス「カトレア リリーミラード」。今年で開催24回を迎えるこのイベントですが、資生堂は第1回から毎年協賛し、オリジナルグッズを会場で販売しています。今年は甘く優美な香りが特徴の花「カトレア リリーミラード」をテーマフラワーとし、冬の女王とも呼ばれるこの花の気高いイメージをコンセプトに、フレグランスのパッケージや定番セットのあぶらとり紙、ハンドタオルをデザインしました。

世界らん展のお客さまは、毎年らんを鑑賞するのを楽しみにされているミセス層の女性が多く、オトナの遠足といった趣で、グループで広い会場を巡られている様子をよく見かけます。会場には、らんの展示の他にも、写真作品の展示や体験型のワークショップなど、東京ドームの会場内余すところなくさまざまな楽しみがあります。また、協賛企業によるお土産グッズもたくさん販売されているので、そのなかでも埋もれてしまわないような工夫が必要です。

お客さまに足を止めてもらうためには、ただ派手に装飾すれば良いわけでもありません。品のある演出で資生堂ならではの華やかさを演出し、さらには、らん展の会場でしか手に入らないグッズのプレミアム感をお伝えすることで、お客さまからの期待を高められるようにしました。

世界らん展日本大賞2014 資生堂 新聞広告世界らん展日本大賞2014 資生堂 新聞広告

ラフデザインラフデザイン

長年続いたデザインを刷新
クラシカルとモダンが融合したパッケージ

過去数年のパッケージはその年のテーマフラワーを写実的に描いたスタイルでしたが、今回からはそのイメージを一新。毎年資生堂のフレグランスを心待ちにしてくださっているお客さまがいるからこそ、変化を楽しんでもらえるように、思いきって新しいデザインに挑戦しました。

そこから誕生したのが、資生堂の伝統と歴史を現代に引き継ぐこのクラシカルなパッケージデザイン。20世紀初頭頃の資生堂のフレグランス商品や広告デザインを参考にしています。これまでの上品で高級感があるイメージは大切にしつつ、いま一度「資生堂らしさ」のエッセンスを加えることで、新たな層の方々にもファンになっていただきたい、と考えました。

昔の商品をそのまま模倣するのではなく、絶妙に目を引くカラーリングやゴールドの装飾など、部分的にクラシカルな雰囲気を取り入れています。また、一見同じように見えるケース裏面の名称を記載した資生堂書体も、今年用のやわらかなフォルムに変えていたりと、グラフィックデザイナーと共に細部までこだわって作りあげました。

今回のポイントとなった「カトレア リリーミラード」のアイコンは自分で描いたもの。イラストは得意分野ではなかったのですが、先輩のクリエイティブディレクターに喝を入れられ、めげずに描き続けました。新たな挑戦でしたが、良い形としてアウトプットすることができて満足しています。

自分らしさ×資生堂らしさの探求

これはすべてのデザインに一貫して言えることですが、「資生堂らしさ」については歴史が長いので、自分ひとりでは判断できず迷うことがあります。自分がアウトプットするものが資生堂に相応しいものでなかった場合、お客さまにもそれが伝わってしまうと思いますし、責任は常に感じています。

しかし、何年も「資生堂らしさ」について悩み、そして作りつづけていくことで「これだ!」と思える判断基準が感覚的に染み込んでいるんです。そして最終的には自分の審美眼を信じるというか、自分らしさを出さなければいけない。過去の資料は貴重な財産として参照しながら、今の自分が信じる「美」へ昇華していけたらいいなと思います。

資生堂は変わらない美学と、新しいモノを受け入れる柔軟性を持ち合わせた会社です。今回もその社風に助けられ、新たな資生堂のフレグランスを生み出すことができました。(渡辺 真佐子)

カトレア リリーミラードカトレア リリーミラード

渡辺 真佐子
Profile
渡辺 真佐子(わたなべ まさこ)Art Director
千葉県出身。1997年東京藝術大学デザイン科卒業。同年資生堂入社。主な担当は中国ブランド PURE & MILD。ほか、エリクシール プリオールのパッケージ、東京銀座資生堂ビル、小窓ディスプレイなども手がける。
Credit
CD
平戸 絵里子
AD / D
渡辺 真佐子
P
大武 恵子・大畑 直也

クレジット表記について
  • ECD: エグゼクティブ クリエイティブディレクター
  • CD: クリエイティブディレクター
  • AD: アートディレクター
  • D: デザイナー
  • Copy D: コピーディレクター
  • C: コピーライター
  • P: プロデューサー
  • PH: フォトグラファー
  • PL: プランナー
  • ST: ストラテジスト

クレジットは資生堂 クリエイティブ本部のスタッフのみの掲載としております。

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