サクヒン

Package Designグローバルブランド「SHISEIDO」サンケア
限定ファンデーションケース

グローバルブランド「SHISEIDO」サンケア 限定ファンデーションケースグローバルブランド「SHISEIDO」サンケア 限定ファンデーションケース
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廣川 まりあDesigner

1971年「資生堂サンオイル」(AD 山田勝巳 PH 安達洋次郎)1971年「資生堂ビューティーケイク」(AD 山田勝巳 PH 安達洋次郎)1971年「資生堂サンオイル」(AD 山田勝巳 PH 安達洋次郎)
1971年「資生堂ビューティーケイク」(AD 山田勝巳 PH 安達洋次郎)

現代によみがえった60年代ヒット商品

グローバルブランド「SHISEIDO」 サンケアラインの限定ファンデーションケースをデザインしました。日本では販売されておらず、アメリカ全土とカナダ、ブラジル、アメリカ圏の空港で販売されています。どこか懐かしさを感じさせるレトロなデザインは、1960年代の資生堂サマーキャンペーンで発売され、大ヒットを生んだサンケア商品「ビューティーケイク」と「サンオイル」がベースになっています。当時の日本は高度経済成長期の真っ只中で、女性の社会進出が進んだ時代。「レジャー」という言葉が巷で使われるようになったり、仕事でもプライベートでも女性が積極的に家の外へ出ていった時代でもあります。

当時の空気感を再現するデザイン

「ビューティーケイク」の意匠を参考にするために活用したのが、静岡県掛川市にある資生堂企業資料館です。ここには、過去に資生堂から誕生した商品や宣伝物など、さまざまな資料が収蔵されています。一般のお客さまにも楽しんでいただける施設ですが、過去の資生堂商品の参考資料が多く保管されているので、私たち資生堂のデザイナーは頻繁に利用しています。今回のデザインを制作するにあたっても、60年代当時の商品「ビューティーケイク」と「サンオイル」を取り寄せました。

保管用の薄紙を丁寧にはがし、初めて実物を目にしたときのこと。約50年もの間厳重に保管されていた商品が、新品同様の輝きを保ちながら、当時の空気をまとったまま存在していることに驚きました。今ではあまり使用されない硬質な樹脂のひんやりとした感触、手刷りと思われる印刷であしらわれた意匠の緊張感に、いたく感激したのを覚えています。この体験から、オリジナルの商品にリスペクトを込めて、当時の空気感を再現するデザインにしようということになりました。

1965年「サンオイル」パッケージ1965年「サンオイル」パッケージ

ファンデーションケースのデザインラフファンデーションケースのデザインラフ

原作者の追体験から、
新たなデザインが生まれる瞬間

原案のトレースから始まった制作は、原作者の追体験のような時間でした。元の意匠のイメージを大切にしながらも、ケース本体のカラーリングにはさまざまな検証を重ね、最終的にさわやかで夏らしいレモンイエローに決まりました。オリジナルのカラーになじむ色であることや、ぱっと目を引く鮮やかさで、売り場のカウンターを華やかに彩る意図も込められています。

この商品を通して、高度経済成長期当時の資生堂や、そこから伝わる時代の空気を感じていただければ幸いです。(廣川まりあ)

廣川 まりあ
Profile
廣川 まりあ(ひろかわ まりあ)Designer
1984年神奈川県生まれ
2009年東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
同年資生堂入社
主な仕事にグローバルブランド「SHISEIDO」、トラベルリテール、「AG+」など。
Credit
CD
高橋 歩
AD
長崎 佑香
D
廣川 まりあ
P
高嶺 祥子
Links

クレジット表記について
  • CD: クリエイティブディレクター
  • AD: アートディレクター
  • D: デザイナー
  • Copy D: コピーディレクター
  • C: コピーライター
  • P: プロデューサー
  • PH: フォトグラファー
  • PL: プランナー
  • ST: ストラテジスト

クレジットは資生堂 宣伝・デザイン部のスタッフのみの掲載としております。

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