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Package Design アルティミューン パワライジング コンセントレート

アルティミューン パワライジング コンセントレート アルティミューン パワライジング コンセントレート

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対・世界の「顔」を一新するニューシンボル

世界に発信する資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」ですが、この度、ブランドのイメージを際立たせるようなコアアイテムが発売されることになりました。それが、美容液「アルティミューン パワラインジング コンセントレート」。資生堂が誇る最先端の肌研究をベースに、肌本来の美しさを引き出すように開発された商品です。この商品のパッケージデザインを手がけるにあたって目指したのは、ブランドのフィロソフィーを今一度世界にアピールすべく、シンプルでありながら、シンボリックなデザインにすることでした。まず目に飛び込んでくる「赤」は、資生堂のブランドカラーであり、生命が内側に秘めているポテンシャルやエネルギーを表現しています。また、濃淡のグラデーションをつけることで、生命の躍動感をイメージしました。

ラフスケッチ ラフスケッチ

完成品 完成品

過去の商品から「SHISEIDO」オリジナルの価値を探る 過去の商品から「SHISEIDO」オリジナルの価値を探る 過去の商品から「SHISEIDO」オリジナルの価値を探る

新たな戦略のヒントは、自らの過去の商品のなかにある

新たな商品戦略を考えるにあたって、まず過去の資生堂商品を振り返り、改めて「SHISEIDO」オリジナルの価値を精査することから始めました。過去の商品写真をデスクに並べ、それぞれのアイテムを特徴づけるキーワードをいくつも挙げていく作業をチーム内で繰り返しました。そうして膨大な言葉の中から絞られたのが、「生命美」「先進性・科学性」「手なじみ」の3つです。この3つのキーワードを軸に、デザインを進めていきました。「生命美」では先述した赤のグラデーションのイメージを、「先進性・科学性」としてはメタリックの質感を取り入れることで表現しました。また、1980年代後半以降になると、有機的なフォルムを持った商品が多いことに気がつきました。そこから、商品を手にとったときの「手なじみ」という繊細な感性と、商品の特長である「ホメオスタシス」(肌自らが美しくなる力)を融合させて、より有機的なフォルムを目指しました。

継承と改革の中から、未来を示すグローバルスタンダードへ

過去を見つめ直す作業を行いつつ、それらの歴史は更新されていかなければなりません。印象的な曲線美など、言語化できない豊かな感性を受け継ぎながらも、他商品に埋もれないアイデンティティーを探る作業に取り組みました。特にこの商品はブランドの主戦力になるので、ブランド内の他商品と並べたときに唯一無二の存在感を持たせたいと思いました。また、地域性やオリエンタリズムを提示することもグローバル戦略のひとつですが、「アルティミューン」は他国のブランドをも牽引する存在にさせたいと考え、極力エッセンスを削ぎ落とし、ユニバーサルに受け入れられるシンプルなデザインにしています。今年9月から発売されるこの商品が、ブランドの未来を提示する新たなグローバルスタンダードになっていくことを願っています。

ブランドコンセプトを体現する唯一無二の存在感を求めて ブランドコンセプトを体現する唯一無二の存在感を求めて

菊地 泰輔
Profile
菊地 泰輔(きくち たいすけ) Creative Director
1967年北海道生まれ。東京藝術大学テザイン科大学院修了、同年資生堂入社。
2000〜2005年、資生堂ニューヨークに勤務。2013年〜、エフクリエイション出向。
SHISEIDO ザ・スキンケア、ZEN、クレ・ド・ポー ボーテ、ウーノ、などのパッケージの他、ウィンドーデザインも手がける。
(社)日本パッケーシデザイン協会理事。
Credit
CD
高橋 歩
AD / D
菊地 泰輔
D
長崎 佑香
P
高嶺 祥子

クレジット表記について
  • ECD: エグゼクティブ クリエイティブディレクター
  • CD: クリエイティブディレクター
  • AD: アートディレクター
  • D: デザイナー
  • Copy D: コピーディレクター
  • C: コピーライター
  • P: プロデューサー
  • PH: フォトグラファー
  • PL: プランナー
  • ST: ストラテジスト

クレジットは資生堂 クリエイティブ本部のスタッフのみの掲載としております。

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