知っておきたい、月経と肌の関係について

知っておきたい、月経と肌の関係について

女性ならきっと感じたことのある、月経とからだの調子の波。肌も、安定しているときと、にきびや肌あれなどが現れやすいときがあります。1カ月の変動について、資生堂の研究員が解説します。

はじめにホルモンと肌の関係について

ホルモンは、ごくわずかな量で体内のさまざまな働きを起こさせる情報伝達物質のひとつ。ホルモンにもいろいろな種類がありますが、とくに女性ホルモンは肌と密接な関わりをもっています。なかでも肌と関わりが深いのは「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」です。

ホルモンバランスがくずれる、とは、これらのホルモン間のやりとりがうまくいかなくなった状態のことをさします。女性は思春期と更年期の2度バランスをくずす時期があります。ストレスやダイエットなどもバランスをくずす原因となります。

卵胞ホルモン(エストロゲン)

月経後、排卵に向かって分泌・増加し、次の月経の直前に急激に減少するホルモン。皮ふとの関係では、肌の弾力に関わる細胞に働きかけ、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進させます。この結果、肌にうるおいやはりを与えると考えられています。

黄体ホルモン(プロゲステロン)

排卵後、黄体が形成されてから、次の月経の直前まで分泌されるホルモン。子宮内膜を妊娠前の状態に整えます。皮ふとの関係では、皮脂の分泌を活発にすることが知られています。

月経と体調について

女性の肌や体調、精神状態は月経に合わせて、1カ月のうちに変動しています。月経に伴う

ホルモンの周期は、肌あれやにきびなど、肌状態に関係します。4つの時期の主な体調の変化はこのようになっています。

月経と肌 イメージ

月経開始の週

血液循環が悪く、貧血気味。月経痛。便秘しにくい。精神状態は不安定。

排卵前の週

もっとも体調のよい時期。便秘しにくい。精神状態は落ち着いている。

排卵後の週

むくみやすい。血液循環を促進。便秘になりやすい。イライラやだるさの出る人も。

月経前の週

もっともトラブルの多い時期。むくみ。眠気。精神状態は無気力や、憂鬱、怒りっぽいなどとても不安定になりやすい。

肌との関係は?

期間によって大きく2つの状態にわかれます。

月経開始の週~排卵前の週は、肌が比較的安定している時期。にきびもできにくく、肌の調子がよいときです。一方、排卵後の週~月経前の週は、肌が比較的不安定な時期。脂っぽくなって、にきび・吹き出物ができやすかったり、肌あれしやすいとき。ほてりを感じることもあるようです。

波を知って上手に付き合いましょう。

体調も精神状態も肌も、時期によって好調・不調の波があるんですね。それぞれの状態によってお手入れのアイテムを変えてみたり、イライラするときにはムリをせず思いきって気分転換をするなど、自分のリズムをつかんで、毎日を健やかに美しく過ごしましょう。

波を知って上手に付き合いましょう。 イメージ

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