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過去の企画展

  • 『花椿』創刊号 1937年 『資生堂月報』創刊号 1924年 『資生堂グラフ』創刊号 1933年 『資生堂月報』19号 1926年
  • 『花椿』創刊号 1937年
    『資生堂月報』創刊号 1924年
    『資生堂グラフ』創刊号 1933年
    『資生堂月報』19号 1926年
  • 撮影用衣装 2013年
  • 撮影用衣装
    2013年
  • 花椿集(制作関係者らによる書画帖) 1935年頃
  • 花椿集
    (制作関係者らによる書画帖)
    1935年頃

HANATSUBAKI 80th Anniversary 1937-2017
『花椿』創刊80周年記念展

2017年7月11日(火)- 12月24日(日)
第1期 7月4日(火)- 9月3日(日)
第2期 9月5日(火)- 10月29日(日)
第3期 10月31日(火)- 12月24日(日)

『花椿』は、『資生堂月報』[1924 (大正13)年~1931(昭和6)年]、『資生堂グラフ』[1933(昭和8)年~1937(昭和12) 年9月]を受け継ぐ愛用者向け機関誌として、1937(昭和12) 年1月の資生堂化粧品愛用者組織「花椿会」発足に合わせ11月に創刊しました。創刊号は“近代女性に資すると思われるもの”をコンセプトとしており、内容は美容、服飾、流行、趣味、学芸など多岐にわたりました。
戦時中に休刊を余儀なくされますが、1950(昭和25)年5月に復刊します。あらゆるサブカルチャーが出現した70-80年代には、最先端にあったファッションとミックスした情報を発信。90年代以降も企業文化情報誌として進化を続け、2016(平成28)年、デジタル時代に対応した、紙とWEBを組み合わせるクロスメディアへと生まれ変わりました。

本展では、創刊から近年までの表紙ビジュアルすべてをご覧いただくとともに、撮影に使用した衣装などの実物や、『花椿』制作関係者らによる書画帖を初公開し、『花椿』の80年間にわたるあゆみをお楽しみいただきました。

※表紙ビジュアル展示:第1期=4~7月号、第2期=8~11月号、
第3期=12~3月号

  • 「練上嘯裂文壺 茜手」 松井 康成 1981年
  • 「練上嘯裂文壺 茜手」
    松井 康成(第1期)
    1981年
  • 「椿陶匣」 田村 耕一 1979年
  • 「椿陶匣」
    田村 耕一
    1979年
  • 「瑠璃乳文高杯」 岩田 久利 1977年
  • 「瑠璃乳文高杯」
    岩田 久利
    1977年

小さなアートハウス
~「現代工藝展」名作選~

第1期 松井康成展 2016年10月4日(火)- 12月23日(金)
第2期 田村耕一展 2017年1月5日(木)- 4月2日(日)
第3期 岩田久利展 2017年4月4日(火)- 7月9日(日)

資生堂の文化支援の原点は1919 (大正8) 年12月に開廊した資生堂ギャラリーにあります。開設当初から新進作家たちへ発表の場を無料で提供し、彼らが世に出て行くことを後押ししていました。また、ただ発表の場を提供するだけでなく、作家への更なる支援として彼らが発表した作品の一部を購入しています。資生堂アートハウスは、こうして購入した作品を所蔵し広く世の中の皆さまに観ていただくため、1978(昭和53)年に開設しました。2018(平成30)年に40周年を迎えるにあたり、館内設備更新工事のためしばらく休館したことから、資生堂企業資料館でそのコレクションをご覧いただきました。

本展では資生堂ギャラリーにおいて1975(昭和50)年から20年にわたり開催した「現代工藝展」の歴代作家の中から3名を選び、3期にわけて展示。第1期の松井康成(まつい こうせい)は“練上手(ねりあげで)”の技法で、第2期の田村耕一(たむら  こういち)は“鉄絵(てつえ)”の技法で、重要無形文化財保持者(人間国宝)にそれぞれ認定された陶芸家。「現代工藝展」には、ともに第四回展から出品していました。第3期の岩田久利(いわた ひさとし)はガラス工芸家。「現代工藝展」の創設メンバーであり、同展には第十八回展まで出品していました。資生堂ギャラリーでの発表歴がある、わが国におけるガラス工芸家の草分けの一人である岩田藤七(いわた とうしち)の長男で、娘のイワタルリの作品も資生堂アートハウス屋外に常設展示中です。
また、資生堂歴代のクリエイターたちが、“商品の芸術化”を目指し手がけた“工藝”に通じる商品も展示しました。