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CSR / 環境
Social Responsibility

生物多様性の保全への取り組み

資生堂の商品は、すべて「地球の恵み」からできています。「地球の恵み(生物多様性)」を将来にわたって活用していくために、それを保全していくことは非常に重要な課題です。資生堂の商品はすべて「地球の恵み」を享受していることを認識し、商品のライフサイクル全体で、その保全に努めていかなければなりません。資生堂では、「地球の恵みの保全」を環境活動の中核とし、生物多様性に対する考え方 を明らかにしています。

※資生堂アースケアプロジェクトでは、象徴的な環境活動に番号をつけています。

No.033-2
タイにおける植林活動

資生堂グループの販売会社である資生堂タイランドでは、2008年度から社員ボランティアを募り、タイの各地でマングローブの植林活動を実施しています。
2015年は11月に、バンコクのサムットプラーカーン県にあるバンコク海軍基地(Bangkok Naval Base)近隣のマングローブ林で現地の社員49名が参加し、約400本の植林を行いました。
植林地までは、さまざまな障害物が点在し、ぬかるんだ道が約3kmも続く険しい道のりでしたが、参加者同士で協力し、励まし合いながら目的地までたどり着きました。
そして、ようやくたどり着いた植林地では腰までつかりそうな泥地の中、1本1本丁寧に植林をしました。

参加した社員は、「自分たちの会社が社会の一員として環境保全を行っていることをとても誇らしく思う」「植林地までの道のりは大変だったが、社員同士支え合いながら目的地に辿り着くことができたことはとてもよい経験になった」と語っています。

美しいタイの自然と未来に思いを馳せるとともに、社員同士の絆を深める1日となりました。

マングローブに植生する植物は、条件の良い所では年に1mも生長して大気中のCO2を盛んに吸収するため、地球温暖化防止効果が期待できます。また、マングローブ林には多様な生物が集まり、豊かな生態系が形成されることから、「命のゆりかご」とも呼ばれています。

資生堂タイランドでは、未来に美しい自然環境を残していきたいという思いを込めて、今後も環境保全活動を続けていきます。

参加者全員で記念撮影

参加者全員で記念撮影

活動地に向かって前進

活動地に向かって前進

1本1本大切に植林

1本1本大切に植林

椿の植林・保全ボランティア活動

地球の恵みの保全の大切さの理解を深める場として、2009年度より和歌山県で、2011年度より長崎県五島列島、横浜こどもの国で、毎年社員とその家族による椿の植林・保全ボランティア活動を継続して行っています。

椿の植林・保全ボランティア活動地

日本地図

No.089
「TSUBAKI」の原料産地 長崎県五島列島にて、
第5回椿の植林・保全ボランティア活動を行いました

2015年10月24日(土)~25日(日)、長崎県五島列島にて第5回椿の植林・保全ボランティア活動を実施しました。長崎県五島列島は、ヘアケアブランド「TSUBAKI(target_blank)」に配合されている椿油の産地です。資生堂では、2011年より自社商品の原料産地で社員ボランティアによる椿の植林・保全活動をスタートしました。

当日は暑いくらいの晴天のなか、社員とその家族47名が参加し、町役場や森林組合の方々にサポートしていただきながら、ヤブツバキの苗木を約85本植樹しました。また植樹に加え、これまで植えた苗木の周辺の下草刈りやツル刈り、植樹地内の階段整備など参加者は汗をかきながら一生懸命作業を行いました。
短い時間でしたが参加者にとっては「自分たちの手で椿を植え、その山を自分たちの手で守る」ことの意義を体感する1日となりました。これまでに植えたヤブツバキの苗木からは約10年後に椿油がとれるようになり、「TSUBAKI」に配合される予定です。

さらに翌日は地元の中高校生や町民の方々総勢200名のボランティアと一緒に蛤浜の海岸清掃を行いました。短時間のうちに予想以上のゴミが集まり、綺麗になった海岸に地元の方も参加者も喜んでいました。

今後も資生堂は地元の方と協力し、原料産地の環境保全活動に取り組むとともに、事業活動と一体となった環境活動を継続していきます。

参加者全員で集合写真
参加者全員で集合写真

1本1本大切に植樹

1本1本大切に植樹

地元のボランティアと海岸清掃

地元のボランティアと海岸清掃

TSUBAKIの原料産地・五島列島で椿の実収穫

2015年9月2日(水)~3日(木)の2日間、ヘアケアブランド「TSUBAKI」を生産している久喜工場の若手社員を中心に、販売会社、本社の社員とお取引先さま総勢12名が、2014年に続き、椿オイルの産地長崎県五島列島で、地元の方々と一緒に椿の実の収穫を行いました。

資生堂では一番よい時期に収穫された実から絞られる品質のよいオイルを使用するため、また人手不足の農家さまをお手伝いし原料の安定供給の一助となることを目的として、2014年から五島列島に社員が伺い、収穫をお手伝いしています。

一般的なヤブツバキの実は7、8月ごろから実が赤く色づき始め、毎年9月頃に収穫時期を迎えます。2015年は新上五島町と五島市で椿を育てる農家に伺い、収穫のお手伝いをしました。
初日はあいにくの雨、また翌日は暑い中での活動となりましたが、2日間で合計1.2t以上もの実を収穫することができました。収穫した実は数日間天日干しして乾燥させ、地元の製油所で「TSUBAKI」に配合される「厳選 椿オイル」へと精製されます。

収穫を行った社員からは「椿が手間暇かけて栽培され、実の収穫に大変労力がいることを体感しました。多くの方々の思いが込められたこの実を、高品質のまま良い商品とし、お客さまに喜んでいただくことが、自分たちの使命だと思います」「たくさんの人の手間や思いが込められていることを知り、今まで何気なく扱っていた原料ですが、生産者の方々への感謝を胸に業務に取り組みたいと思います」といった感想が聞かれ、生産者の方々の苦労や、椿の実に込めた想いを学ぶ貴重な機会となりました。

五島列島では、2011年より毎年社員ボランティアによる椿の植林・保全活動を実施しています。資生堂は今後も地元の方々と協力し、原料産地での環境活動を継続していきます。

椿の実収穫の様子

椿の実収穫の様子

新上五島町で収穫した椿の実

新上五島町で収穫した椿の実

五島市で収穫した椿の実

五島市で収穫した椿の実

No.053
中国甘粛省にて第9回の植林活動を実施しました

資生堂は、2008年より、中国・甘粛(かんしゅく)省蘭州市にて10年にわたる植林活動をスタートしました。

2016年4月には、資生堂グループの社員ボランティアとスタッフからなる総勢60人で第9回となる植林活動を行い、コノテガシワを参加者全員で植林しました。
参加した社員からは、「初めて蘭州に来たがとても有意義な活動ができた」「資生堂グループの他のエリアの社員とも交流ができ、非常に貴重な経験となった」といった声が聞かれました。

2008年から2016年4月までの9年間の植林実績は約10.8万本、定着率は約95%で、東京ドーム約11個分の荒地を緑化しています。
今後も植林活動を通じて日中の友好関係を深めるとともに、砂漠化防止とCO2削減による環境保全、現地の雇用創出など、中国社会に貢献できる取り組みをめざします。

場所 中国・甘粛省蘭州市
「資生堂集団援助 蘭州市城関区羅漢山環保生態林建設基地」
植林面積 約53.4ヘクタール
植林本数 約10.8万本(2008年4月~2016年4月)
期間 約10年
植林活動の様子

植林活動の様子

社員ボランティアとスタッフ

社員ボランティアとスタッフ

横浜こどもの国「椿の森」で第4回椿の保全ボランティア活動を行いました

2015年2月21日(土)、横浜こどもの国の「椿の森」にて、第4回椿の保全ボランティア活動を行いました。

こどもの国(運営主体:社会福祉法人こどもの国協会)の「椿の森」は、1972年に資生堂が創業100周年記念事業として、安達式挿花創始者・安達 潮花(あだち ちょうか)氏の椿コレクションを買い取り、寄贈しました。1万5千m2もの広大な森には、現在サザンカを含めて約650種、約7,000本の樹があり、椿の名所としても知られています。

今回は、社員とその家族を含めた計18名が参加し、3月21~22日に「椿の森」で開催される「ツバキまつり2015」に向けた見学通路の清掃活動や、通路をふさいでいる枝の剪定などを行いました。また、当日は天候に恵まれ、ひと足早く春が訪れたような陽気だったため、「椿の森」近くの温室で育てている苗木を外に出して日光に当てるなどのメンテナンス作業もお手伝いしました。
参加した社員からは、「自然に触れ、リフレッシュできた」「枝の剪定は初めてで緊張したが、楽しかった」といった声が寄せられています。

資生堂は今後も社員が地球の恵みの大切さや自然と触れ合う楽しさを実感できる場として、横浜こどもの国での活動を継続していきます。

剪定は椿が元気に育つためにも必要な作業

剪定は椿が元気に育つためにも必要な作業

活動終了。椿の森がきれいになり、参加者の表情も晴れやか!

活動終了。椿の森がきれいになり、参加者の表情も晴れやか!

No.095
長命草の原料産地、与那国島の環境保全活動支援

資生堂 長命草 (target_blank)」ブランドの商品(ドリンク、タブレット、パウダー)に使用している長命草は、すべて与那国島産の原料にこだわっています。資生堂では2013年度より、与那国島の環境保全活動支援を行うとともに、商品の売上の一部を自然豊かな与那国島を守る環境保全活動に役立てています。

自然豊かな与那国島には、絶滅危惧種や固有種など貴重な動植物が数多く生息していますが、その数は減少傾向にあります。そこで、与那国いとなみネットワーク※、与那国町教育委員会と共同で、与那国島の豊かな自然環境や貴重な生態系を知り・守り・伝える活動を始動しました。
まず、貴重な動植物を知るきっかけづくりのため、島に生息する137種類の動植物を初めて編纂した『よなかま図鑑』を制作し、島の子どもたち全員と全800世帯に1冊ずつ配布しました。
また、島内の主要河川である田原(たばる)川に繁茂する外来植物「ホテイアオイ」の駆除を行っています。元々、水の浄化のために持ち込まれたものが、現在は水面を覆い尽くすほど繁茂し、本来生息している動植物も住みにくくなる危険性がありました。そこで、元の環境を取り戻そうと、14年5月には2トントラック約50台分のホテイアオイを撤去しました。作業により、水中に光が差し込み、川底には藻が生え、水生生物も多数観察されるようになるなど、環境改善につながっています。
資生堂は今後も与那国島の方々とともに豊かな自然環境を守り、未来につなぐ活動を継続していきます。

※与那国いとなみネットワークについて
与那国島の自然、歴史、文化など、地域に根ざしたさまざまないとなみを見つめ、次世代に継承していく活動をすることを目的とした、与那国町役場が中心となり設立された団体。

『よなかま図鑑』

『よなかま図鑑』

田原川のホテイアオイ撤去作業

田原川のホテイアオイ撤去作業

No.070
「資生堂 椿の森」植林・保全活動

資生堂は、2009年2月、和歌山県「企業の森」事業への参加に調印し、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜町椿において、10年間にわたる森林保全活動をスタートしました。「資生堂 椿の森」が誕生した2009年から2014年までの間に、合計約3,650本のヤブツバキを植樹しています。

2013年11月には、近畿エリアの社員のほか、九州や東京からも社員とその家族が参加し、総勢124名で活動を行いました。当日は地元の森林組合や県庁の方にご指導いただき、下草刈り、椿油の搾油体験、自然観察会の3つのプログラムを実施しました。社員は班ごとに分かれてこれまでに植えたヤブツバキが元気に育つように、ツルや下草の刈り取り作業に汗を流していました。

その後、森林インストラクターと一緒に「椿の森」を散策しながら秋の七草についてレクチャーしていただいたり、簡易的な方法で椿油の搾油を体験したりと、爽やかな秋の日差しの下、地球の恵みを肌で感じる1日となりました。 参加した社員からは、「昨年自分が植えた椿が元気に育っているのが見られて嬉しかった!」「初めて椿油を搾油した。椿の種から椿油が出てくるのを見て感動した」といった声が寄せられています。

今後も資生堂は、この活動を通じて地球の恵みに恩返しをしていくとともに、社員の環境教育にも積極的に取り組んでまいります。

集合写真
集合写真

下草刈りの様子

下草刈りの様子

搾油体験

搾油体験

パーム油課題への取り組み

食品や化粧品の原料でもあるパーム油は近年急速に需要が増加しています。原料となるアブラヤシの大規模な農園開発のために熱帯雨林が違法に伐採され、野生動物の絶滅危機や森林減少による地球温暖化への影響が問題視されています。資生堂は2010年から、環境保全と持続可能なパーム油産業の振興や運営を行うことを目的として設立された「持続可能なパーム油のための円卓会議(target_blank)(RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil)」に参加しています。2012年3月のRSPO総会決議に基づき、2013年までに資生堂グループが使用しているパーム油およびパーム核油の全量をRSPOが認証するパーム油とすることを宣言し、切り替えを完了しました。認証にあたっては、RSPOで定められている「グリーンパーム認証(ブック・アンド・クレーム方式)※」を採用します。この宣言については、同会議のウェブサイトでも公開しています。

グリーンパーム認証

※RSPO認証農園で生産されたパーム油・パーム核油の生産量を認証クレジットとして売買取引する方式。グリーン電力と同じ仕組みで、認証を購入することによりRSPOで認証された油を購入したことと同等とみなされる。

熱帯雨林に住む野生のオランウータン

熱帯雨林に住む野生のオランウータン

アブラヤシの実の説明に耳を傾ける社員

アブラヤシの実の説明に耳を傾ける社員

No.094
資生堂銀座ビルの環境対応

資生堂は、本社社屋である資生堂銀座ビル(2013年秋竣工)の建て替えにあたり、緑化による地域の生態系と調和のとれたビル設計と、銀座地区への地域貢献を目的として、銀座周辺の緑地で生きもの(鳥類・昆虫類)の生態調査を実施しました。(調査協力:株式会社竹中工務店、株式会社地域環境計画)

調査の結果、銀座地区では生きものの種類・個体数が少ない状況であることが確認された一方、近隣の日比谷公園や浜離宮には生きものが多数存在し、繁殖や採餌行動が確認されました。このことから、本社社屋の屋上緑化が鳥類や昆虫類の中継地となり、生物多様性に配慮した街づくりに貢献できる可能性があることが分かりました。

ビル敷地内の樹木は調査結果を踏まえて選定しており、屋上に設けた「資生の庭」には、化粧品の原材料となる植物を栽培するゾーンも設けることで、社員が地球の恵みの大切さを肌で感じる学びの場として活用しています。

また、ビル全体についても、環境性能の高い資材や設備を導入したことで、旧社屋に対してビル全体でCO2を約30%削減しており、建築物の環境性能評価システム「CASBEE」において、最高であるSランクを取得しています。

資生の庭

資生の庭

No.069
KODAの研究

資生堂は住友林業株式会社との共同研究(※1)において、花芽(つぼみを形成する部位)の形成促進作用を持つ天然植物脂肪酸KODA(α-Ketol-OctadecaDienoic Acid)が、挿し木の発根にも促進作用があることを発見しました。この働きを応用し、これまで発根が不安定とされてきたソメイヨシノの挿し木による増殖率を顕著に上げることに成功しました。

その後、住友林業と共同で、京都・霊鑑寺の300年以上の樹齢を重ねた椿の後継稚樹の増殖や、鎌倉・安国論寺の樹勢の衰えにより枯死することが危惧されていた樹齢350年の山茶花の後継稚樹増殖に成功しました。そして、このような名木を守る活動の他に、絶滅危惧種や希少種の発根増殖研究を通じて「種の多様性」の損失を防ぐ活動も進めています。

当初KODAの研究は植物の組織培養によって化粧品の成分を開発することからスタートしたもので、農林水産省との共同プロジェクト(※2)の、「果樹の花芽着生制御技術の開発」の他に、温暖化によるイネの収量低下の改善など農作物の分野でも研究が進んでおり、今後、地球温暖化が引き起こす気候変動による農作物への影響にも貢献が期待できます。

KODAによるソメイヨシノ挿し木の発根促進効果

KODAによるソメイヨシノ挿し木の発根促進効果

このKODAの発見が、「第18回化学・バイオつくば賞」を受賞しました。

  • ※1 環境省のプロジェクト「地球環境研究総合推進費」の中での共同研究で推進
    課題名:森林造成技術の高度化による熱帯林のCO2シンク強化
  • ※2 農林水産省 生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業
    「花芽形成促進物質KODAによる果樹の花芽着生制御技術の開発」
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