資生堂アースケアプロジェクト 美しく生きるためのエコロジー

No.049 低エネルギー微細乳化法による生産

※本ページの掲載内容は、2009年12月時点のものです。

化粧品の製造工程では、通常は混ざり合わない水(水溶性成分)と油(油溶性成分)を安定混合するために乳化技術を用いています。
乳化の状態は、水の中に油の粒子があるO/W(oil in water:水中油)型と、油の中に水の粒子があるW/O(water in oil:油中水)型に大別できます。一般に多く用いられているのは、O/W型。べたつかずみずみずしい使用感触が特長です。また、乳化で内包される粒子を非常に小さく調製したのが「超微細エマルジョン」で、透明から半透明のみずみずしい外観です。
この2つの特長をもつ「O/W型超微細エマルジョン」は、ほかのO/W型乳化よりも多くの油分を配合することができるため、肌や髪をしっとりさせるのに、表面はべたつかずみずみずしさを感じることができます。
しかし「O/W型超微細エマルジョン」を製造するためには、高圧(強い力)で乳化し続けたり、細かく温度を調整したりといった、複雑かつ長時間にわたる製造工程が必要とされてきました。
そこで、より短時間で簡便に「O/W型超微細エマルジョン」を製造するために乳化剤*と乳化を補助する成分の組み合わせを検討。
乳化を補助する成分として、当社独自原料の「アクアインプール」を用いることで、新たなナノ乳化技術の開発に成功しました。
これにより、幅広い温度で強い力を使わずに撹拌するだけで、安定した状態の「O/W型超微細エマルジョン」を製造することが可能になりました。
その結果、「O/W型超微細エマルジョン」の製造時間が、従来の10分の1程度まで短縮。
2006年、この技術を応用し、髪用化粧水「マシェリ パーフェクトシャワー」を発売しました。現在も多くの製品にこの技術が利用されています。

*乳化剤とは、乳化の際に水と油をつなぎ混合させる成分です。
親水性(水になじむ)部分と親油性(油になじむ)の両方の特長を兼ね備えています。

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