※ 本ページの掲載内容は2010年11月時点のものです。

太陽光を、電気を使わず、有効利用。埼玉県内では初めての設置でした。

久喜工場では、さまざまな環境のための活動に取り組んでいます。「環境のために、もっとできることはないだろうか」と東京ビッグサイトで行われたライティング・フェア2009に出かけたときのこと。あるブースで光っていた太陽光照明に引き寄せられました。屋根に設置するだけで、日の出から日没まで余すことなく太陽光を採光し、屋内に光を届けることができる装置、その名も「ソーラマスター」。元々は家庭用として生まれたそうですが、大型化した産業用も展開しています。電気を使わずに、太陽のエネルギーをそのまま享受できます。しかも、太陽光を受け止めるドーム状の部分は、雨で汚れが洗い流されるため、定期清掃などのメンテナンスの必要がありません。

この「ソーラマスター」なら、資生堂がエコ・ファーストの約束*で宣言している「事業所での自然エネルギー利用を拡大する」ことにも、ぴったりあてはまります。すぐに設置を提案し、このランプに出会って3ヵ月後には採用が決まっていました。
ソーラマスターは、倉庫棟の屋根に設置することになりました。工事が進むにつれ、明るい光が広がります。照度計は以前と同じ明るさを示しているのですが、スタッフから、嬉しい声が聞こえてきました。「屋内なのに、太陽の下にいるような感覚」「影ができにくいので、フォークリフトの操作がしやすくなった」。集めた光をやわらかく拡散することの効果によるもののようです。地球環境のための活動は、自分たちがはたらく環境のための活動でもある。そんなことを実感した瞬間でした。

このようにして倉庫棟は水銀灯からソーラマスターへと省エネルギー化を進めましたが、それと同時に、屋外の水銀灯も見直すことにしました。各メーカーのLEDの特長を細かく比較し、安全性と環境負荷とを考慮しながら、既存の支柱を再利用できるものを選定しました。

  • 2009年3月、資生堂は化粧品業界で初めてエコ・ファースト企業に認定され、
    環境のために取り組む活動を「エコ・ファーストの約束」として宣言しました。

知恵による省エネが生む、大きな効果。そして、これからも。

久喜工場では、普段からスタッフが一丸となって、環境のための地道な努力を重ねています。
シャンプーの低エネルギー製造など生産工程での取り組みはもちろん、食堂や更衣室における空調の時間・温度設定まで、活動は多岐にわたります。
ひとりひとりの「知恵による省エネ」の力が結集し、2009年度には、工場で排出するCO2のうち、前年度比で約3%削減という大きな効果をあげることができました。
そのうち、ソーラマスターの設置と、外灯のLED化により削減できるのは、年間で約45トン。
「ソーラマスター」は、太陽光をそのまま「灯り」として利用するもの。今後は太陽光を「熱」に変えて利用するシステムや、軽量化・小型化が進んでいる太陽光発電(ソーラーパネル)なども視野に入れつつ、今まで以上にコツコツと環境活動に取り組みます。

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