資生堂アースケアプロジェクト 美しく生きるためのエコロジー

※ 本ページの掲載内容は2012年3月時点のものです。

お客さまの声が 改良に向けての原動力

美容飲料などに使われる茶色のガラスびんは、遮光性や密着性に優れ、ガラス資源の使用量も少ないため、環境にやさしい容器です。また、使用済みのびんは何度でも新しいびんに生まれ変わることができ、そのリサイクル率はペットボトルや缶よりも高いといわれています。しかし、資生堂の美容飲料を継続飲用されているお客さまから「毎日一本ずつ捨てるのではなく、何本かまとめて捨てるので、少しでも軽くなればうれしい」という声が届くようになりました。そんなお客さまの思いにお応えしたいと、びんの軽量化に着手しました。
もともと50mlの飲料用ガラスびんは小さいため、強度保持の観点からも軽量化は難しく、必要性も低いとされてきました。ですが、軽量化できればお客さまの声にも応えられる上、物流におけるCO2排出の削減につながります。時間はかかりましたがお取引先さまにもご理解いただき、軽量化に向けての試作がスタートしました。
検討を何度も重ね、強度を保ちながら見た目の形状をほとんど変えずに、約10%の軽量化(1本あたり約8gの軽減)が実現できました。その結果、このびんを使用している「ピュアホワイトW」「ザ・コラーゲンシリーズ」「ベネフィーク コラーゲン ロイヤルリッチ」合計で、生産から飲用後に廃棄されるまでの商品のライフサイクル全体で、年間約480トンのCO2を削減できる見込みです。50mlのガラスびんで強度を保持しながら軽量化を実現したのは、資生堂が初めてです。

また、軽量化と同時に、お客さまから「ラベルをはがすのが大変。簡単にきれいにはがせればいいのに」というお声もいただいていました。美容飲料のガラスびんに貼られているラベルは、ご購入前にはがれてしまうと食品衛生法などに抵触してしまいますし、資生堂の美容飲料のラベルはすべて紙ラベルで、はがさなくてもリサイクル上は問題がないことから、容易にはがれないことを優先した一般的なラベルを使用していました。しかし、一部の自治体では「ガラスびんを資源ゴミとして出す際、ラベルをはがす」という廃棄ルールがあることや、ほかの人に何を飲んでいるのか知られたくないという女性ならではのニーズから、お客さまはストレスを感じつつも手間をかけてはがされていました。
「せっかく飲んで美しくなっていただく商品なのだから、お客さまの手を煩わせることなく、気持ちよく捨てていただきたい。そして、ガラスびんをリサイクルできる資源として捨てやすくしたい」。そういった気持ちから、付箋紙のような紙ラベルができないかと考え、お取引先さまとともにガラスびんとラベルに関わるさまざまな条件を抽出し、試行錯誤しながら2年の月日を経て、ようやく水に濡れてもはがれにくく、飲用直後には手で簡単にはがせるラベルが完成しました。
「はがれてはいけないものを、はがしやすくする」ことに、当然反対の声もあがりましたが、そんなときに必ず立ち返り、支えとなったのも、やはりお客さまの声でした。

環境面においても、美容飲料界を牽引していく

美容飲料は、飲み続けていただくことで美しさにつながります。だからこそ、今回の改善はきっとお客さまの喜びにつながると信じて推進しました。現在、はがしやすい紙ラベルは、ガラスびんを軽量化した資生堂の美容飲料に採用されており、販売店さまやお取引先さまから、「資生堂はお客さまの声をここまで真摯に受け止めモノづくりをするのか」と驚きとともに評価をいただいています。
今後は、このはがしやすいラベルについて商品の外装に掲載するなど、お客さまに広くお伝えしながら、資生堂の美容飲料全体に展開していくことで、美容飲料界の環境対応を牽引する一助になればと思います。

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