植物工場と契約農園を活用した“生い立ちの明らかな”植物原料調達

※本ページの掲載内容は、2016年3月時点のものです。

理想的な環境で、理想的な原料づくりを。

資生堂では、2012年に原料の安定調達やトレーサビリティーの観点から、「植物工場」の取り組みがスタートしました。主な取り組みとしては、化粧品の植物原料の確保です。まず、植物工場で高品質な苗を短期間で育て、その苗を契約農園で栽培し収穫します。その後、収獲した植物からエキスを作り、製品に配合してお客さまへとお届けします。植物にとって、大切な時期は発芽から苗までの生育段階。この段階でいい環境で育った植物は強く育ちます。植物工場では、温度やCO2濃度などを調整し、苗が理想的に育つように管理しています。契約農園に植え替えてからも、農家さんと共同で土壌や生育状況の管理をしっかりとおこなっています。
このような取り組みから生まれた事例に、グループ会社の「エテュセ」の製品があります。製品発表会では「製品に配合する植物エキスの原料からつくっているんですか!?」という驚きの声をいただきました。他にも丁寧に育てた植物を契約農園(エテュセファーム)で、一つ一つ手摘みで収穫していることに、情緒的な価値を感じてくださる方も多いようです。

植物の持つ可能性を、もっと広げたい。

個人的な思いですが、人の肌につけるものをつくっている会社だからこそ、原料のトレーサビリティーを確保することは大切だと思っています。特に植物というのは、同じ種類でも個体によって成分に微妙なばらつきがあります。植物工場では天候などの影響を受けないため、量・質ともに安定した原料を供給できるという利点があります。また、例えば熱帯植物などの場合、現地で収穫するのと比べ生態系への影響を小さくすることにもつながります。私たちが安心してお客さまに使ってもらえるようなしっかりした原料を確保するために、植物工場の役割は大きいと思っています。
植物って、すごいんですよ。人間ではつくれないような複雑な化学式の成分を、音も立てず、粛々とつくってくれる。植物のもつ可能性って無限にあると思っています。その可能性をもっともっと製品と結びつけていくことが私の夢ですね。

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