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北原愛展 -世界をどう区切るのか-

パリを拠点に活動する日本人女性アーティスト 北原愛の日本初個展!

資生堂ギャラリーでは、これまで海外で制作活動を続け、キャリアも知名度もありながら、日本国内で発表する機会が少ない日本人アーティストを紹介してきました。 この度は、パリを拠点に活躍する北原愛を紹介します。
北原愛は、1990年武蔵野美術大学を卒業後フランスに渡り、グルノーブル美術学校、パリ市立現代美術研究所、ナント美術学校を経て現在もパリで制作活動をしています。 フランスではレジデンスや様々な展覧会に招待されるなど活躍の場を広げてきましたが、今回開催の本展が日本国内での初個展となります。
北原愛は、私たちの日常の中にある様々な「境界線」を可視化し、その意味を問いかける作品を制作してきました。 私たちの周りには多くの「境界線」が存在します。私たちは、意識的にあるいは無意識に「境界線」を作ることで「社会」を形成しているといえます。家の扉、塀、壁、道路、県境、国境そしてコミュニティーやグループ、宗教、人種といった物理的な意味合いをこえた「境界線」など…。このようにたくさんの「境界線」に囲まれていながら、私たちは通常その存在を意識的には考えずに暮らしています。 本展では、「世界をどう区切るのか」というテーマで、社会的に最も重要な「境界線」である「国境」と、私たちの最も身近な境界線である「扉」をモチーフにした新作《11m2の国境 フランス―ベルギー》と《Border-Chair》を紹介します。
大展示室には、フランスとベルギーとの国境の稜線をレリーフに転換し、11m2サイズで立体化した作品《11m2の国境 フランス-ベルギー》を展示します。フランスとベルギーのように隣り合う2つの国には共通の国境線が存在しますが、どちらの国から見るかによって稜線の凸凹は真逆になります。本展で展示するのは、フランス側から見たベルギーとの国境の稜線を立体化した作品で、鑑賞者はこの作品の上(つまりフランスの外側)に乗って歩くことができるようになっています。
小展示室の空間には不思議な「扉」が出現します。《Border-Chair》と名づけられたこの扉は、実際に開閉可能で中央部分が椅子になっており、鑑賞者は扉が隔てる2つの空間の境界線上に座ることができます。2つの空間をつなぐ存在でありながら、2つの空間を分ける機能をももつ「扉」。その両面性を体感できる作品です。 その他、模型、ドローイングなど約30点展示します。 本展を機に日本国内での活躍の場が広がるであろう、北原愛の世界にご注目ください。

  • 模型《15m2の国境》フランス―ベルギー 2004
  • 《Border-Chair》 2006

「北原愛展―世界をどう区切るのか―」展開催概要

主催: 株式会社 資生堂
協力: ANA
助成: MAIRIE DE PARIS
会期: 2007年10月23日(火)〜12月23日(日)
会場: 資生堂ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
Tel:03-3572-3901 Fax:03-3572-3951
平日 11:00〜19:00 日曜・祝日 11:00〜18:00 毎週月曜休
入場無料

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