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潜入!取材ブログ

各事業所や部門の活動に密着取材し、「活動報告」では伝えきれない社員の想いや様子をご紹介。社員が実感した手応えや、たくさんの笑顔を皆様にお届けします!

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ドイツでのがん患者さんへの美容セミナー
- 20年以上の社会貢献活動が社員の誇りに! -

2015/9/17

取材日 2015/6/16
活動場所 ドイツ西部 オーバーハウゼン
事業所名 資生堂ドイチュラント

今回は、海外駐在員による資生堂ドイチュラントの活動を密着取材します!報告はドイツ駐在3年目で、営業活動に加え社会活動にも熱心なマネージャーから届きました。潜入!取材ブログ初の海外事業所からの報告に期待がふくらみます。それではスタート!

資生堂ドイチュラントは1980年にデュッセルドルフで設立され、今年で35年。SHISEIDOの欧州最大の販売会社として、ドイツおよびオーストリア、東欧等をカバーしています。デュッセルドルフオフィスの社員はもちろんドイツ人が主体ですが、移民の国を反映して国籍は、トルコ・オランダ・ギリシャ・ウクライナ・日本など多様性に富んでいます。

設立以来、スキンケア製品はドイツのお客さまから高い評価をいただき、今ではシェアNO.1。これまで資生堂ブランドを受け入れ、育んでいただいたドイツの社会に対し、我々の持てる知識・技術を還元することも必須と考え、20年以上前よりがん患者さんを対象とした美容セミナーを開催。がん患者さんは、治療により肌のくすみが強くなり脱毛が伴うため、くすみカバーやまゆの描き方などをご紹介し、化粧の技術で少しでも闘病生活が明るくなるようお手伝いしています。
このセミナーは、化粧品業界とタイアップしてがん患者のサポート活動を展開しているNGOと協働で実施しています。

美容セミナーの講師をドイツ各地の病院に派遣することで、単なる寄付だけではなく直接出向いて貢献できることを、社員一同誇りに思っています。受講者から寄せられる多くの声は、社員の大切なモチベーションになっています。

【会場到着、病院の前で】

朝8時に今回のセミナー会場となる病院に到着。
今日もみなさんに笑顔になっていただきたいと願いながら、NGO職員の方と準備に取り掛かります。

病院は、オーバーハウゼンという静かな街ですが、周辺にはドイツのサッカーリーグで上位を争うドルトムント、シャルケといった有名チームが。

【病院入り口にセミナー告知ポスターが】

病院に入ると今回の告知として、小さいですが数箇所にポスターが掲示されています。

昨年に引き続いての訪問なので、前回より人数が集まっているといいのですが。

【会場の準備を開始】

今日はがん患者さんだけが対象なので、フレンドリーに開催できるよう小規模の部屋に、セミナー用化粧品・備品・お土産袋をセッティング。袋の中には、今日のセミナーを活かせて、絶対喜んでもらえるいくつかの化粧品を準備。

当社スタッフ、病院側スタッフ、NGOの綿密な打ち合わせ完了。さぁ、準備は整いました。いよいよ患者さんを会場にご案内です。今回は6名が参加くださいました。

【まず資生堂からのご挨拶】

当社セミナー担当が皆さんにご挨拶。病気の副作用で現れる外的・内的な症状を踏まえたうえで、患者さんの状況に合わせたメーキャップや装いをアドバイスしていきます。

ここからはプライベートの空間、セミナー担当以外のスタッフは外に出ます。私は5分ほど室内にとどまらせていただきました。実は患者さんは、頭髪がなくなってウイッグを着用していたり、顔色が悪かったり、また眉毛・まつげが抜け落ちていたりと様々な悩みを抱えています。

丁寧に分りやすく、気分が明るくなるようなセミナーを常に心がけています。担当講師の腕の見せ所。

【セミナーの雰囲気を感じてみてください】

さまざまな症状と戦っていらっしゃるみなさんを、写真に収めることは遠慮しています。

ですが、笑顔の絶えないセミナーの様子、みなさんの真剣な手つき、終了後の笑顔をぜひご覧いただきたく、公開可能な同様のセミナー写真で紹介します。(取材したセミナーの写真ではありません)

今回は、セミナー受講自体がはじめての方が多く、ひとつひとつのメーク実習を丁寧に行っていました。

活動ウラ話

最初は病院でのがん患者向けセミナーなんて、ちょっと尻込み。どんなふうに振舞えばよいのか、何て挨拶をすればいいのか。。。
でも患者さんは何かのイベントに参加するように、みな元気そうに楽しそうに会場に集まってきました。

私のつたないドイツ語でのはじめての挨拶にみなさん耳を傾けてくれ、「日本からの駐在員としてドイツに来て2年半になります!」との会話に対し、思いがけず笑顔で拍手までしていただき感謝。

楽しい雰囲気の中セミナーがスタートした瞬間、患者さんがかつらをはずしはじめる姿に、現実を思い起こされました。長年、病気と闘い投薬の副作用とも戦っている患者さんの真の気持ちを理解することは難しいことですが、日々病気と共に生き完治目指して頑張っている姿を想像することができました。
病気に対する同情とか感情移入ではなく、ただ単にこのセミナーを楽しんでもらいたい、病室もしくは家に帰って家族から隣人からきれいになったねと声をかけてもらい、みなさんに笑顔になってもらえれば、という気持ちがあふれてきました。
社会貢献活動として美容セミナーが長く続いているのは、社員自身がこのような気持ちになり、化粧の技術で笑顔になっていただけるのを実感し誇りに思えるからだと確信しました。

真剣にセミナーを聴講してくださり、技術を習得しようという真剣な気持ちが伝わってきて、スタッフも本当に嬉しい気持ちに。今後も資生堂のコミュニケーションや技術が社会に少しでも役立つよう、活動を続けます。

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