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2016年06月14日

発行元:(株)資生堂

美容情報

ゆかたファッション&ビューティートレンド2016 ゆかたの悩み、多くの女性が「ゆかたヘア&メーク」

【ゆかたアンケート調査】20~30代女性の9割は「ゆかたを着て出掛けたい!」

これからの季節、ゆかたは気軽に着られる和装として、若い女性はもとより、年々増加する外国人観光客にも人気です。近年は、定番の花火大会や盆踊りなどにゆかたを着て出掛ける以外にも、アミューズメント施設やビアガーデンなどで、ゆかた着用者に対する特典が用意され、夏季の色々なお出掛けの場面でゆかたを楽しめる風潮が広まっており、季節感のある特別なおしゃれ着としても定着しつつあります。

ファッションとして楽しむ和装の着用機会創出により市場は堅調

ゆかたに限らず、和装(呉服)全体の市場としては、2015年は前年比98.2%の2,805億円(小売金額ベース)で、2016年は前年比100.9%の2,830億円と予測されています(※1)。消費税増税等の影響があったものの、「着物で女子会を開催するなどの取り組みが活発化」(※1)しており、「昨今ではファッションとして“着て”楽しむ消費者層も増え」(※2)、「着物を着る機会の創出」(※1)により、市場は今後も堅調に推移することが予想されます。

※1 … 株式会社矢野経済研究所 「呉服市場に関する調査を実施(2016年)」(2016年4月28日発表)
※2 … 株式会社矢野経済研究所 「呉服市場に関する調査結果2015」(2015年4月20日発表)

若い女性のゆかた実態「着て出掛けたい」9割 だけど…

それでは、日本人女性のゆかた実態はどうなのでしょうか。20~30代の女性を対象にした当社調査によると、昨年(2015年)ゆかたを1回以上着た女性は、約27%に留まりました。しかし、9割以上の女性が、機会があれば、 ゆかたを着て出掛けたいと考えていることがわかりました。ゆかたを着る際の悩みとしては、「ゆかたに合うメークがうまくできない」「ゆかたに合う髪型のスタイリングができない」といったビューティーに関するもの、そして、「ゆかたと帯をうまくコーディネートできない」という、ゆかたファッションに関する悩みが上位にあがりました。
(調査結果概要については、PDFでご確認ください)

 そこで、今年ならではのゆかたの着こなしのポイントと、和装のヘア&メークを得意とする資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田由美子による、今年ゆかたを着るなら取り入れたい「ゆかたメーク」のトレンドテクニックと、自分でも挑戦できる「ゆかたヘア」のポイントをご紹介します。

資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田由美子

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ゆかたヘア&メーク2016紹介

ゆかたヘア&メークでお悩みの女性の皆さまに、トレンドを取り入れた「ゆかたヘア&メーク2016」を、資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 鎌田由美子がご紹介します。

古典的なゆかたが人気の今年は“レトロ”を鍵と捉え、「昭和レトロ」「昭和クラシック」「大正ロマン」といったテイストを取り入れて、ゆかたファッションに合うおすすめのメークを2パターンご紹介します。一つは、トレンドカラーのブルーを取り入れた涼しげな目もとが“レトロポップ”なアイメーク、もう一つは、赤いルージュがポイントの“レトロロマンティック”なリップメークです。さらに、ちょっとアレンジするだけで、がらりと印象が変わるヘアスタイリングテクニックをご紹介します。

(1)トレンドのブルーで“レトロポップ”な涼しげブルーアイズ

 ブルーやグリーンのアイシャドーを、太目のアイライン風にワンポイント入れて、ゆかたファッションにアクセントを加えます。
①ブルーのアイシャドーを細いチップに取り、目尻をポイントにまぶた1/3のところからすっと引き上げるように描く。そして、②ゴールドのアイシャドーを下まつげの根もとに軽く入れ、瞳にきらめきを与えます。マスカラは、軽やかにつけ、ブルーのアイカラーを引き立てます。
このアイメークには肌の色になじむ軽やかなルージュがおすすめです。唇の全体にルージュを直接つけたあと、中央部分にだけグロスをつけてつやをプラスします。
チークは、レッド系で頬の高めの位置につややかに入れると、イキイキとした雰囲気になります。

(2)赤を軽やかにキメる“レトロロマンティック”なふんわり赤リップ

洋服とは違い特別感のあるゆかたには、今年は赤色のルージュをトレンドのテクニックで取り入れるのがおすすめです。普段なかなか赤色を選ばない方にも、特別感のある和装のときには挑戦しやすく、ぐっと気分も高まります。赤いルージュを、夏場に軽やかに演出するためのテクニックをご紹介します。
①唇の中央から全体にルージュを直接つけます。
②何もつけていないリップブラシで輪郭線をなぞってぼかします。
③唇の中央部分に再度口紅を重ねると、ふんわりとした輪郭で立体感のある軽やかな仕上がりに。赤色のルージュは、肌の色も明るく見せ、肌の透明感を引き立て ます。
目もとには肌なじみの良いピンクのクリームアイシャドーをまぶた全体に広げると優しく明るい印象です。ボリュームタイプのマスカラでまつ毛を際立たせ、印象的な目もとに仕上げます。チークは、ピンク系を頬の中央から頬骨に向かって高めにふんわりと入れ、ロマンティックな印象にします。

(3)おすすめヘアスタイルと簡単アレンジテクニック
~まとめ髪のポイントはシルエット演出! バランスが重要!~

【髪のべース作り】
髪を3つの束に分けゴムで結び、それぞれをツイストして毛先をピンで留める、自分でできる基本のまとめ髪です。ゴムを結ぶ位置がポイントになります。
中央の束だけ、さらに2つに分けてツイストします。ツイストしながら、毛束を少しずつ引き抜くことで、ボリュームと軽やかさを演出します。左右のツイストを交差させるようにして、ピンで留めます。

【簡単アレンジテクニック】
基本の結ぶ位置は一緒でも、左右のツイストを交差させる際、真ん中の束の下側で交差させるか、上側で交差させるかの違いで、シルエットと印象が大きく変化します。

<ネープポイント>
ネープ(襟足)にポイントを置くと、大人っぽく、ロマンティックな印象になります。前髪はセンターパート(真ん中分け)で、短い前髪をカールし、60年代のような雰囲気でレトロ感を演出します。

<トップポイント>
ボリュームを上部に変えると、より元気でフレッシュな印象になります。フェースラインもすっきりとし、背も高く見えます。カチューシャ型バングをつければ、さらにキュートなイメージに。髪かざりも変えて、個性的なゆかた美人を演出できます。

(ヘアスタイリング方法については、PDFにある写真もご参考にしてください)

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。