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2017年07月10日

発行元:(株)資生堂

研究・サプライネットワーク

第10回 「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」授賞式開催

~研究活動を続けやすい環境づくりに貢献~

資生堂は、7月7日(金)、第10回「資生堂 女性研究者サイエンスグラント※」の授賞式を東京・汐留FSビルで行ない、受賞者10名に執行役員常務で研究開発本部長の島谷庸一より各100万円の研究助成金が贈呈されました。当社はリーダーを目指す女性研究者を支援する目的で2007年からスタートした当グラントを今後も継続し、研究活動を続けやすい環境づくりを通じて女性研究者の育成に貢献してまいります。
※:グラントとは「研究助成金」の意味

第10回授賞式に参加した9名の受賞者

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開会挨拶をする執行役員常務 島谷庸一

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授賞式挨拶の中で執行役員常務の島谷は、日本における女性研究者数をさらに増やしていく必要があること、当グラントに対して年々レベルの高い研究テーマが集まっていること、過去の受賞者の約半数が昇進、昇格していることなどに触れ、「リーダーを目指す女性研究者を支援するグラントの目的が少しずつではあるが実現されている」としています。
第10回受賞者代表挨拶に立った名古屋大学の上田(石原)奈津美先生は、「受賞できて大変うれしく思います。このグラントに応募し続けた理由は指導的立場を目指す女性を応援したいという助成金の主旨にあります。まさに自分もそのような研究者になりたいと思っており、自分にとっての登竜門だと感じていました。助成金を活用して果敢に研究に取り組む姿を学生に示していきたい」としてグラントを活用しながら研究にかける意気込みを語りました。

また昨年受賞した北海道大学の釜崎とも子先生からは、「今はこのグラントで技術補助員を雇い、研究グループを作って活動を続けています。研究者として少しずつステップアップできており、このグラントの力を強く感じています。助成金は子育てや仕事の状態にフィットさせて幅広い用途で活用できるので研究者同士、お互い頑張って研究活動を続けていきましょう」と本年度受賞者にエールが送られました。

未来のリーダーとなる女性研究者を支援

本グラントは応募者の年齢制限を設けず、研究分野も自然科学全般を対象にしています。女性研究者が出産・育児・介護などに左右されずに研究を続けられるよう、出張時のベビーシッター代や研究を補助するアシスタントの雇用費など、助成金を柔軟に幅広く使用して頂けるのが特長です。当社は今後も「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」を継続、女性研究者の働く環境づくりを通じて指導的立場を目指す女性研究者の育成に貢献してまいります。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。