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2017年10月26日

発行元:(株)資生堂

研究・サプライネットワーク

国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)ソウル中間大会2017で「最優秀賞」を受賞

2017年10月23日(月)~25日(水)に韓国ソウルで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ソウル中間大会2017」(IFSCC※1 Conference 2017)で、資生堂 アドバンストリサーチセンター 宮沢研究員が口頭発表部門の「最優秀賞」を受賞しました。全部で約350件の研究報告(口頭発表23件、ポスター発表約330件)のうち宮沢研究員の研究発表「大気汚染物質を寄せ付けないシールド技術の開発」が選ばれました。
※1 IFSCC: The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists

最優秀賞を受賞した宮沢研究員(中央)

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口頭発表部門 「最優秀賞」

受賞研究名:
大気汚染物質を寄せ付けないシールド技術の開発
受賞者:
資生堂 アドバンストリサーチセンター 宮沢 和之 研究員
概要:
空気中に浮遊する微粒子が健康に及ぼす悪影響として、花粉症やPM2.5による呼吸器や循環器疾患が挙げられます。そのような大気汚染物質から健康を守り、より美しくQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の高い生活を送るための手段として微粒子が体や衣類に付着しない技術を開発しました。微粒子の付着の大きな要因として、日常的な動作によって発生する静電気が挙げられます。この静電気の発生を防ぎ、生体をやさしく保護するポリマーを活用することにより微粒子の付着を抑制する技術を確立しました。体や衣類に一度付着した微粒子を吸い込む二次的な摂取を防ぎ、常に体や衣類の表面をクリーンに保つことで肉体的、精神的負荷が少なく快適に日常生活を送ることをサポートする商品にこの技術を活用します。

IFSCCとは

世界中の化粧品技術者会が集い、より高機能で安全な化粧品技術の開発へ向けて取り組む国際機関です。大会では世界中の最新化粧品技術が発表され、新規性・独自性・科学的根拠等が厳しく評価されます。資生堂は1976年の初受賞から約40年にわたり、皮膚科学の発見や高品質な化粧品開発などで計24回受賞しており、最多の受賞回数です※2。これまでの受賞技術は「カップにつかない口紅」や「耐水性が高いのに石鹸で落とせる日やけ止め」など、世界中のお客さまにご利用頂いている化粧品の開発に繋がっています。
※2 資生堂企業ウェブサイト「IFSCC大会受賞研究の紹介」  http://www.shiseidogroup.jp/rd/ifscc/

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。