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2024年04月09日

発行元:(株)資生堂

サステナビリティ

資生堂、Shiseido Future Universityが「LEED GOLD®認証」を取得

資生堂は、2023年11月30日にオープンした次世代を担う経営リーダーを育成する施設「Shiseido Future University」※1において、国際的なグリーンビルディング認証制度である「LEED GOLD®」認証を取得しました。
当社はサステナビリティ戦略の環境領域において、「地球環境への負荷軽減」を掲げています。今回の認証取得は、「Shiseido Future University」の構築を通じて、その取り組みが評価されたものです。

※1 Shiseido Future University は、本社 銀座オフィス(住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-5)の6~10Fを指します。

LEEDゴールド認証ロゴ

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LEED®(Leadership in Energy & Environmental Design)とは

非営利団体・米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運用し、人や環境に考慮した建物(グリーンビルディング)を評価する国際認証制度で、世界で最も広く使用されている認証制度の一つです。LEED 認証は持続可能性達成の象徴として世界的に認められており、人と環境に対する安全性や、廃棄物削減・水保全・省エネルギーにより地球環境などに配慮した建築物であることを証明するものです。Shiseido Future Universityでは5つの認証システムのうち「ID+C(Interior Design and Construction)v4」において「LEED GOLD®」認証を取得しました。GOLD認証は、申請全体の29%程度(2023年までのID+C v4総申請ベース)のみが取得している高いレベルの評価となります。

「CAMELLIA 椿」プレゼンテーションルーム

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評価された点

「Shiseido Future University」は基本構想時より、当社サステナビリティ戦略の環境領域で掲げている 「地球環境負荷軽減」にフォーカスして、計画を進めて参りました。自然環境や人々の健康に配慮した内装設計・施工に取り組んだ結果、「LEED GOLD®」認証という形で評価されました。
特に高く評価されている具体的な取り組み例は以下の通りです。
●建設廃棄物の高いリサイクル率 : LEED基準75%に対して78.97%
●建設中の空気質管理の徹底 : 換気ファンの設置、粉塵発生エリアの隔離など
●節水器具(便器・水栓)の採用および雨水再利用による節水 : 建物内の水使用量をLEED基準から51.64%削減
●高効率設備機器(照明・換気など)の採用によるエネルギーコスト削減 : LEED基準から10.3%削減

1872年の創業以来、私たちは環境と社会、そして人への敬意をもって事業活動を展開してきました。今後も人と自然が共生できる地球環境の実現に挑戦していきます。

資生堂のサステナビリティ

資生堂は、企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、2030年に向けて「美の力を通じて“人々が幸福を実感できる”サステナブルな社会の実現」を目指しています。環境領域では、社名の由来でもある「万物資生」※2の考えに基づき、環境負荷を軽減し、使い捨てではなくサーキュラーエコノミーを実現できる技術やビジネスモデルの構築を目指して取り組んでいます。全バリューチェーンを通じて、「地球環境の負荷軽減」、「サステナブルな製品の開発」、環境や人権に配慮した「サステナブルで責任ある調達の推進」の3つの戦略アクションを実行しています。
なお、環境領域以外にも、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を中心に社会課題の解決に取り組んでいます。ビューティーカンパニーとしての特性を活かした「ジェンダー平等」、自分らしく輝くことに貢献する「美の力によるエンパワーメント」、そして、すべての活動の根底となる「人権尊重の推進」の3つの戦略アクションを実行しています。

※2 中国の古典「易経」の一節、「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」の一部

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。