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研究開発
Innovation

脳科学研究

お客さまがなんとなく感じていても言葉にできないもの、よく分からないが思わず身体が反応してしまうもの。これまで科学的アプローチが難しいとされていた心の動きや感じ方、無意識な身体動作などについて脳科学を中心として徐々に明らかになりつつあります。私たちはお客さまの期待を超える商品・サービスの実現に向けて科学的研究を進めます。

「脳機能イメージング法」を用いて感性の個人差をつきとめた研究

近赤外分光法

私たちは光による脳機能イメージング法のひとつである近赤外分光法(NIRS:Near-infrared spectroscopy)を用いて、感性の個人差をとらえることに成功しました。図は、同じ課題に対して異なる前頭葉活動を示した女性の例で、脳活動パターンの違いが心身や皮膚状態と密接に関連することがわかっています。(Tanida et al: Neurosci. Lett.2004; 369: 69, Brain Res. 2007; 1184: 210, Neurosci. Lett. 2008; 432: 157)こうした左右の脳活動の違いは、日常的な記憶の繰り返しを行っている時にも見られることがわかっています。この評価法を応用して、40代後半の女性が、脳血流改善効果が期待されるイチョウ葉エキス、α‐リポ酸、L‐カルニチンを含む錠剤を、継続して経口摂取し、使用前後を比較すると、記憶成績が向上するとともに、若い女性(20代)に特徴的な脳活動パターンを示すようになりました。こうした脳機能の改善は様々な感情プロフィールの向上とも関連することも明らかになっており、ストレスだけではなく、喜びや元気度など「豊かな感性」と脳の関わりの解明も夢ではなくなりつつあります。

脳波を活用した化粧品の感性評価研究

化粧品の使用性など感性的な評価を行なうときには、高度に訓練された専門家がそれを担当しています。しかし実際にお客さまはどのように感じているのか、より客観的に把握したいという目的で、長岡技術科学大学の中川匡弘教授と共同研究を行なっています。これは従来の脳波解析で活用する低周波領域の脳波(α波・θ波など)ではなく、中周波数領域の脳波波形の数学的な解析によって、化粧品使用時にお客さまが一番実感している感性を無意識のうちに検出する手法です。具体的には「さっぱり」「べたつき」「しっとり」などの感性ワードをお客さまにイメージしていただき、そのときの脳波パターンを記録します。その後、同じお客さまに実際に化粧品を使用いただき、その使用中の脳波データを感性ワードパターン別に解析することで、どの感性がどの程度実感されたかを把握できます。

化粧品の使い心地を追究する、肌特有の感性の定量化
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