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研究開発
Innovation

香料開発

よい香りは人の感性を磨き、人生にうるおいをもたらします。資生堂は、香りの力や、香りと心の関係など様々な研究を重ね、フレグランスを中心に、多くの商品へと応用しています。

調香研究

香料には、原料の匂いをカバーする働きに加え、調和によって新たな香りを生み出す役割があります。資生堂は、心地よい香りを実現するための調香研究にも力を入れています。

香料開発の基本的考え方

お客さまがお使いになって「気持ちがいい」と思う香り。それを実現するため、香料素材の研究や有用性研究などの成果を盛り込み、付加価値を自然に感じていただけるよう工夫しています。

化粧品における香料の役割と調香研究

香料は、化粧品原料がもつ匂いをマスキングすることが基本的な役割のひとつです。
さらに、製品イメージとの合致やストーリー性、あるいは機能性のある香料を選択し、これらを調和させて「気持ちいい香り」に仕上げるのが調香研究です。

香料開発の基本的考え方

世界初 加齢臭成分「ノネナール」防止の技術を開発

資生堂は、高砂香料工業との共同研究により、中高年特有の体臭をケアする全く新しい技術の開発に成功しました。高齢社会を迎え、「中高年の方特有の体臭」が気になる人が増えています。そこで資生堂は、年齢による体臭の変化に注目。年齢と共に増加し、中高年の方に多い臭い成分「ノネナール」を発見しました。

日常生活で気になる体臭

「ノネナール」はホコリっぽく青臭い油臭がするため、決していい匂いではありません。そこで、この独特な匂いを上手く調和させる香りを作り出すことに成功し、「ハーモナージュ香料」と名づけました。

香り嗜好研究

単なる好き嫌いだけでは終わらない香りの嗜好。長年の研究から、私たちの感覚に影響を及ぼす香りの力を導き出し、化粧品へと応用しています。

お客さまにご満足いただき、長く愛用していただける化粧品の香りを開発するために、資生堂は、様々な視点で香りの嗜好研究を行っています。これまでに、嗅げば嗅ぐほど好きになる香りがあることや、香りは温冷感や化粧品の使用感に影響を与えることなどを発見し、化粧品に応用してきました。これからも人と香りの関わりを研究し、化粧品の香りの力を発信していきます。

香りの単純接触効果

心理学の研究では、人は同じものを繰り返し見たり聞いたりすると、そのものに対して好意をもつようになる「単純接触効果」が知られていています。資生堂は、香りにおいても「単純接触効果」が起こることを見い出しました。
熟れたフルーツ調やフローラル・アルデハイディック調、オリエンタル調など、濃厚さを感じる香りを繰り返し嗅ぐことで、ますます好きになる効果があります。

香りの単純接触効果

香りの感覚への効果

色は温冷感や重量感に影響を与えるといわれていますが、資生堂は、香りにも温冷感や重量感に影響を与える働きがあることを見い出しました。
香りを嗅ぎながら、水の温冷感やモノの重さを評価すると、香りによって冷たさや重さが異なって感じられました。また、化粧品の使用感にも香りによる違いがみられ、香りは化粧品の満足感にも重要な働きがあることがわかりました。

ペパーミントの香りを嗅ぎながら水の温冷感を評価した結果(女子大学生12名で確認)
ペパーミントの香りを嗅ぎながら水の温冷感を評価した結果
(女子大学生12名で確認)
香りを嗅がない時よりも、ペパーミントの香りを嗅いでいた時の方が水を冷たく評価

香料素材研究

花の香りを中心に、自然の香りについて分析を行い、その優れた芳香を活かした香料素材の開発に取り組んでいます。

自然には優れた芳香をもつ素材が多く存在します。中でもバラ、蘭、椿、蓮、桜などの花の香りはとても有効です。資生堂では自然の香りを評価・分析し、有用な香料素材の開発を実施しています。

花の香りに関する研究

バラの香り

バラは紀元前の太古から人々を魅了しつづけ、「香りの女王」と呼ばれるほど大変重要な香料素材です。
資生堂では1000品種以上の香り研究を実施し、1,3-Dimethoxy-5-methyl benzeneなど新しい香り成分の発見による有用な香料素材を開発しつづけています。

資生堂のバラの香り分類

蘭の香り

蘭は15000種以上が存在し、その香りは多岐にわたっています。「香りの宝庫」と呼んでも過言ではないでしょう。資生堂では多くの蘭の香りの調査・分析を実施し、世界で初めてムスクの香りがする蘭の花を発見して香りの成分を解明するなど、様々な新しい知見を得ています。

蘭の香り

香りと香料の有用性研究

香りは、私たちの心身に様々な影響を与えます。それらを商品へ効果的に反映させるため、香料の効用について研究を重ねています。

古来より香料には様々な効用が言い伝えられてきました。資生堂では香料の効用を科学的に検証し、根拠に基づいて化粧品や食品開発などに応用する研究を進めています。

香りでより健やかに、より美しく

香りを嗅ぐと、嗅覚を介して香りの情報が脳に伝わり、私たちの心身に様々な影響を及ぼします。 資生堂では香りの効用を調べる「アロマコロジー研究」にいち早く取り組み、リラックス、ストレス緩和、血行促進、肌あれ改善など、香りのあらゆる効果を明らかにしています。

たとえば、スウィートオレンジオイルなどを配合した調合香料の香りが、女性の月経随伴症状を軽減し、肌状態を良好に保つことを確認しました。(1ヵ月間の連用試験の結果)

アロマコロジー効果

植物の恵み、天然香料の効用

植物から採取される天然香料には、植物が作り出す様々な香気成分が濃縮されています。
資生堂では天然香料やその香気成分の薬理効果についても研究を進め、抗酸化効果やコラーゲン産生促進効果などを有する香料を見い出しています。

たとえば、グレープフルーツオイルが皮下脂肪細胞の脂肪合成を抑え、中性脂肪の蓄積を防ぐことを発見しました。(in vitro培養試験の結果)

中性脂肪量の変化
*赤色に染色されているのが培養したヒト皮下脂肪細胞に蓄積した中性脂肪の油滴です。
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