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2010年度

第109回 日本皮膚科学会総会 イブニングセミナー

「毛穴は本当に小さくなるのか!?」~新知見から生まれた薬剤の臨床的応用~

本セミナーのお問い合わせ先:岩城製薬株式会社


開催年月 :
2010年4月17日
共催 :
第109回 日本皮膚科学会総会・資生堂・岩城製薬

概要

  1. 1)座長

    松永 佳世子先生(藤田保健衛生大学 医学部 皮膚科学講座 教授)

  1. 2) 毛穴の目立ちと、グリシルグリシンの毛穴収縮効果

    飯田 年以(株式会社 資生堂 リサーチセンター 肌科学研究グループ 副主幹研究員)

  1. 3) 毛穴治療への応用 -毛穴収縮作用のあるグリシルグリシン-

    服部 英子先生(南青山皮膚科スキンナビクリニック 院長)


毛穴の目立ちと、グリシルグリシンの毛穴収縮効果

飯田 年以(資生堂リサーチセンター)

近年、毛穴の目立ちが女性の肌悩みの上位に挙げられているが、基礎的知見は少なかった。私たちは毛穴の構造特性、毛穴の目立ちと肌状態の関連性を検討した結果、「目立つ毛穴は周囲がすり鉢状に窪んでいること」、「構造に不飽和脂肪酸が関わっていること」を見出した。更に、不飽和脂肪酸の主成分であるオレイン酸を用いて機序を検討したところ、NMDA型グルタミン酸受容体を介して角化細胞内カルシウムイオン、IL-1α等サイトカイン濃度の上昇をもたらすことを見出し、このことが毛穴周囲の角化異常を引き起こして目立つ構造へと導いていると推定した。これらの作用を抑制することで、毛穴の構造を改善し目立たなくすることができると考え、一つの方法として、カルシウムイオンによるプラス電荷を打ち消す作用のある化合物からスクリーニングし、グリシルグリシンに高い効果を見出した。連用試験によっても、毛穴の構造と目立ちの改善を確認した。


毛穴治療への応用 ―毛穴収縮作用のあるグリシルグリシン―

服部 英子(南青山皮膚科スキンナビクリニック)

昨今、美容医療に対するニーズは多様化している中で、幅広い年齢に共通したニーズで上げられるのが“毛穴”である。しかし、一口に“毛穴”と言っても、毛穴の目立つ原因はさまざまであり、臨床現場での対応の一端を供覧させて頂く。また今回、資生堂研究所の協力を得て開発した、毛穴収縮作用のあるグリシルグリシンのイオン導入を毛穴治療として取り入れた。グリシルグリシンは、グリシンの二量体で、角化細胞において不飽和脂肪酸によって惹起される炎症性サイトカインの産生を抑制すると共に、グリシン受容体に作用しCa流入によって乱れた細胞内イオンバランスを整え、角化を正常化し毛穴収縮作用を示す。実際に、毛穴の目立ちに悩む女性に対し、グリシルグリシンのイオン導入を実施し有意な毛穴収縮作用が認められた。さらに、当院で行っている他の毛穴治療との組み合わせによる治療例について紹介させて頂く。

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