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2015年度

第33回日本美容皮膚科学会総会・学術大会 スイーツセミナー

「レチノールの可能性を改めて考える ~トラネキサム酸配合による新たな展開~」

開催日時 :
2015年7月26日(日) 13:50 ~14:50
会 場 :
大阪国際会議場 グランキューブ大阪(10F 1003)
主 催 :
第33回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
共 催 :
株式会社 資生堂

概要

1)座長

川島眞先生 (東京女子医科大学 皮膚科学教室 主任教授)

秋田浩孝先生 (藤田保健衛生大学病院 皮膚科 准教授)

2)講演1
ここまでわかったレチノールの肌改善力 ~レチノール(ビタミンA)の臨床研究から見えてきた新たな効果~

太田正弘 (株式会社資生堂 リサーチセンター)

3)講演2
肌の若返りと美の融合 ~高品質レチノールとトラネキサム酸配合化粧品の効果的な用い方~

川添剛先生 (吉川病院)


講演1 ここまでわかったレチノールの肌改善力 ~レチノール(ビタミンA)の臨床研究から見えてきた新たな効果~

大田正弘 (株式会社資生堂 リサーチセンター)

シワは主要な皮膚老徴のひとつであり、とりわけ目周りのシワは顔全体の印象に大きく影響を与えることから、化粧品が貢献できる余地は少なからずあると考えられる。一般的にレチノール(RO)のシワ改善作用は知られているが、その詳細な臨床知見は少ない。当社ではナビジョンブランドからトラネキサム酸配合のRO製剤(医薬部外品)を昨年11月に上市した。
「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基づきRO製剤の有効性を評価したところ、皮膚科専門医による目尻のシワ視感判定において2週間の連用で塗布前に比べてシワグレードスコアが減少した。さらに12週間の連用によりRO製剤塗布部位はプラセボ(RO抜去製剤)塗布部位と比べて有意にシワグレードスコアが減少した。レプリカによる機器解析においてもRO製剤塗布部位はプラセボ塗布部位に比べてシワ面積率、シワ体積共に減少し、有意なシワ改善作用が認められた。また頬部の毛穴が目立つ被験者を抽出して解析した結果、RO製剤塗布部位の毛穴面積が有意に減少し、RO製剤の多様な有効性が認められた。
一般的に美容医療施術では深いシワに対してヒアルロン酸注入などが適用されるが、シワの程度やダウンタイムに対する許容度など、個々の患者の状況に応じた美容施術とRO製剤の適切な選択、もしくは組み合わせにより、患者のQOLを高めた治療を提供できると考えられる。


講演2 肌の若返りと美の融合 ~高品質レチノールとトラネキサム酸配合化粧品の効果的な用い方~

川添剛先生 (吉川病院)

ビタミンAをスキンケアアイテムとして加える事が一般化しつつある。それは、従来の清潔、保湿、遮光を中心としたスキンケアより、一歩前進した肌の若返り効果が得られるためである。レチノイン酸はその代表として用いられているが、日本人の肌はレチノイン酸に敏感で色素沈着を生じやすい事も知られている。レチノールはレチノイン酸より刺激が少なく、他のビタミンA誘導体より浸透度や効果が高い特徴を持っている。レチノールはレチノイン酸に代謝され新陳代謝促進効果やしわ改善効果があるだけでなく、同時にレチニルエステルとなり日焼け止め効果を有する特長がある。レチノールは劣化しやすく化粧品に配合する事が一般的に難しいが、本製剤は製造過程や容器にも特色があり、レチノールの安定性にも配慮がなされている。そしてトラネキサム酸を配合することで、美白作用、抗炎症作用、保湿効果などを付加可能なだけでなく、ビタミンAによる乾燥や赤みなどの副反応も抑えられた。さらにヒアルロン酸も配合されており使用感にも優れ、安全に心地よく綺麗にビタミンAの恩恵を得ることが可能になった。まさに、高濃度、高浸透、高品質の進化型ビタミンA処方を実現したと言えよう。レチノールとトラネキサム酸配合化粧品の効果的な用い方、副反応が出た時の対処法、さらにアトピー性皮膚炎やニキビの症例での効果に関しても言及したい。

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