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研究開発
Innovation

安全性保証項目

①皮膚一次刺激性

化学物質が皮膚に接触した場合に生じる刺激性のことです。この炎症性反応は免疫応答に基づかない局所的な反応であり、皮膚感作性と区別されます。
化粧品は皮膚に直接使用するものであるため、皮膚刺激性が起こらないことを確認します。
化粧品原料の試験法として、三次元培養ヒト真皮モデルである、ヒト線維芽細胞とコラーゲンを用いるコラーゲンゲル試験があります。この試験により皮膚刺激性に問題ないことが確認されると、最終的にヒトによるパッチテストが行われます。

②眼刺激性

化学物質が眼に入った場合に生じる刺激性のことです。
化粧品の中にはアイライナー、アイシャドウ、マスカラのように眼の周りに用いられ、眼に入りやすい製品があります。また、シャンプーのように使用時に誤って眼に入る可能性のある製品があります。それらが眼に入った場合でも炎症性反応が起きないこと、あるいは水で洗い流すなど応急的な処置をすることにより重篤な症状にならずに回復できることを確認します。
化粧品原料の眼刺激性試験法として、水溶性物質には単層培養モデルである、SIRC細胞を用いるSIRC細胞毒性試験、難水溶性物質には三次元培養ヒト真皮モデルである、ヒト線維芽細胞とコラーゲンを用いるコラーゲンゲル試験があります。

③光毒性

化学物質が日光(特に紫外線)存在下で皮膚に接触した場合に生じる刺激性のことです。
光によって初めて皮膚刺激性反応をおこす物質もあるため、光の強い戸外で活動する際にも化粧品を安全に使用できるよう、光毒性が無いことを確認します。
化粧品原料の光毒性試験法として、水溶性物質には単層培養モデルである、3T3 NRU光毒性試験、難水溶性物質には三次元培養ヒト真皮モデルである光コラーゲンゲル試験があります。

④皮膚感作性

化学物質が皮膚に接触した場合に生じる遅延型アレルギー性のことです。
化粧品は毎日のように使用するものなので、皮膚におけるアレルギー性反応である皮膚感作性を確認することは非常に重要です。
化粧品原料の皮膚感作性試験法として、 in vitro 試験とin silico があります。In vitro 試験としては、タンパク結合を指標にしたSH 試験、酸化ストレスを指標にしたARE assay、樹状細胞の活性化を指標にしたh-CLATがあり、これらのin vitro 試験の結果から、コンピューター学習モデルであるArtificial neural network モデルにより皮膚感作性強度を算出します。それと同時にin silico として、物質の構造から得られる様々な物理量を指標としてコンピューター学習モデルにより皮膚感作性強度を予測し、これら強度の結果から総合的に皮膚感作性を判断します。

感作性

⑤光感作性

化学物質が日光(特に紫外線)存在下で皮膚に接触した場合に生じる遅延型アレルギー性のことです。
光によって初めて皮膚アレルギー反応をおこす物質もあるため、光の強い戸外で活動する際にも化粧品を安全に使用できるよう、光感作性を確認することは感作性と同様、非常に重要です。
化粧品原料の試験法として、in vitro 試験とin silico があります。In vitro 試験としては、活性酸素生成の有無を評価するROS assay、光存在下でのタンパク結合を指標にした光SH/NH2試験、光存在下での酸化ストレスを指標にした光ARE assayがあり、これらのin vitro 試験の結果から、コンピューター学習モデルであるArtificial neural network モデルにより強度を算出します。一方in silicoとして、物質の構造から得られる記述子を指標としてコンピューター学習モデルにより強度を予測し、これらから総合的に光感作性を判断します。

⑥単回投与毒性

化学物質を1回または短時間に反復摂取した場合に生じる毒性のことです。細胞致死量を求めることで、その毒性の強さを分類することができます。
化粧品原料の単回投与毒性試験法として in vitro 試験があります。In vitro 試験には、単層培養モデルである、SIRC細胞を用いるSIRC細胞毒性試験があります。

⑦遺伝毒性

化学物質が細胞の染色体や遺伝子・DNAなど遺伝形質を担う物質に及ぼす毒性のことで、発癌性の予測にも用いられる試験項目です。
化粧品原料の遺伝毒性試験法として、細菌を用いるAmes試験(復帰突然変異試験)、CHL 細胞を用いる染色体異常試験、培養細胞を用いるin vitro 小核試験があります。

⑧反復投与毒性

化学物質を一定期間毎日繰り返し投与した場合に生じる全身毒性のことです。毒性の種類や程度を把握するとともに、毒性変化が発現しない量(無毒性量)を推測します。またその物質の全身曝露量を算出して無毒性量と曝露量を比較することにより、全身に対するリスクを評価します。
化粧品は長期間に亘り使用するものであるため、全身への長期毒性がないことを確認します。
化粧品原料の反復投与毒性試験法として、 QSAR(定量的構造活性相関)やExpert system(Read across)があります。

⑨生殖発生毒性

化学物質が、雌雄の生殖機能または生殖能力の障害や、子孫の死亡、発育遅延、形態的および機能的影響を与える毒性のことです。その程度から毒性変化が発現しない量(無毒性量)を推測します。またその物質の全身曝露量を算出して無毒性量と曝露量を比較することにより、生殖発生毒性に対するリスクを評価します。
化粧品は長期間に亘り使用するものであるため、化粧品原料の生殖発生毒性がないことを確認します。
化粧品原料の生殖発生毒性試験法として、反復投与毒性と同様に、QSAR (定量的構造活性相関)やExpert system (Read across)があります。

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