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研究開発
Innovation

外部との連携

安全性研究は日々進化しており、評価をより適切に行うためには、最先端の技術や情報を取り込むことや当社の技術を専門家と共有することが欠かせません。そのため担当者は外部の専門家と共に様々な活動を続けています。そうした取り組みの一端を紹介します。

様々な外部との連携活動

・外部専門家との交流

第一線で活躍されている国内外の専門家の方々と、安全性に関する議論を行っています。また化粧品会社として皮膚科医の先生方からのご意見を重視しています。安全性に関する学会の活動にも積極的に取り組んでいます。
参照:医師・研究者のみなさまへ

・業界活動

世界の化粧品工業会(日本化粧品工業連合会欧州化粧品工業会(CE)米国化粧品工業会(PCPC), アセアン化粧品工業会など)に参加し、積極的に安全性に関する情報交換を行っています。さらに関連の業界(日本化学工業協会日本石鹸洗剤工業会日本ヘアカラー工業会など)の安全性活動にも積極的に協力します。

・専門的人材の育成

大学や公的研究機関での研修や社外で行われるシンポジウムや教育セミナーなどに参加して、常に専門技術・専門知識のレベルアップを図っています。

・安全性基礎研究

感覚刺激、敏感肌、低刺激薬剤の開発といった、安全性の基盤となる研究にも外部と連携しながら取り組んでおり、安心・安全な製品開発に役立てています。

資生堂の動物実験代替法に関する取り組み

・研究成果の共有

これまでの長年の研究から得られた知見は、このサイト上はもとより、論文や学会などで発表することで、社外にも広く共有を図っています。また、例えば、花王株式会社と共に開発し、その基盤技術の特許を持つh-CLATも含め、全ての試験法は社外でも広く使えるようにしています(h-CLATの基盤技術から得られた特許料はすべて日本動物実験代替法学会に寄付しています) 。こうした活動により、資生堂が開発に寄与した代替試験法がより多くの研究機関で広く使われ、また、さらに進歩することを強く期待しています。
この件に関するお問い合わせはこちらまで
参照:動物実験と代替法に対する取り組み

・さらなる代替法研究の継続

資生堂は、さらなる精度の向上、適用範囲の拡大に向けて、引き続き代替法研究を推し進めていきます。また長期全身毒性のin vitro代替法の開発にもチャレンジしていきます。
参照:動物実験に依存しない化粧品の安全性保証に関する討論会

・公定化および業界標準化の試み

資生堂は眼刺激性や皮膚感作性試験の代替法を公定化させる活動を推進しています。具体的には日本動物実験代替法評価センター (JaCVAM)欧州代替法検証センター(EURL ECVAM)の検証活動に参加したり、OECDの専門家チームのメンバーとしてガイダンス案の策定に協力を重ねた結果、2016年には皮膚感作性試験の代替法:h-CLATがOECDテストガイドラインに収載されました。また今後、業界レベルでも代替法の標準化や社会認知活動に積極的に参加していきます。

代替法開発・安全性評価に貢献した研究内容
2016 ・Hand 1-Luciferase Embryonic Stem cell Testによる化粧品素材評価
・光感作性評価のIntegrated testing strategy における 光KeratinoSens の利用
・In silico法を用いた薬物の経皮吸収性及び感作性強度予測法の開発
・In silico risk assessment for skin sensitization using artificial neural network analysis
2015 ・化粧品素材に対するEmbryonic Stem cell Testの特異性評価
2014
皮膚感作性試験代替法h-CLATの開発 (花王株式会社と共に日本化学工業協会 技術特別賞を受賞しました)
・皮膚感作性試験代替法h-CLATの開発
(花王株式会社と共に日本化学工業協会 技術特別賞を受賞しました)
2011 ・細胞表面-SH基を指標とした皮膚感作性試験代替法(SH test)に関する研究
2008 ・SIRC細胞毒性試験と3次元培養真皮モデルを用いる試験の組み合わせ による眼刺激性評価法に関する研究
2005 ・In vitro皮膚感作性試験:h-CLAT(human Cell Line Activation Test) の日本における共同研究
・光毒性試験代替法における光源の影響に関する研究
2003 ・培養細胞を用いる急性毒性試験代替法に関する研究
2002 ・経皮吸収予測式の開発と感作性ポテンシャル予測への応用に関する研究
2001 ・ヒト単核球細胞株THP-1のCD86およびMHC ClassⅡの発現を指標とした in vitro感作性試験法に関する研究
2000 ・皮膚癌原物質による表皮における不定期DNA合成の誘発に関する研究
1999 ・光細胞毒性試験における細胞種差に関する研究
1997 ・皮膚刺激性試験代替法としての活用を目的とした難溶性物質を評価する細胞毒性試験に関する研究
1996 ・皮膚刺激性試験代替法における活用を目的とした炎症性サイトカインの遺伝子発現定量化に関する研究
1994 ・神経細胞における電気生理学的手法等を指標とするin vitro感覚刺激性評価法に関する研究
1992 ・赤血球および酵母を用いる光毒性試験代替法に関する研究
1991 ・ヘモグロビンを指標とした眼刺激性試験代替法に関する研究
・角質脂質リポソームを応用した眼刺激性試験代替法に関する研究

<日本動物実験代替法学会などで表彰された研究等>

学会発表実績(2013年)

  • 2013年3月10-14日 Society of Toxicology 52nd Annual Meeting
    • Safety assessment of cosmetics using alternative methods
      -skin sensitization evaluation-
    • Approach to Photoallergenicity Assay for Cosmetic Ingredients
      Using Non-Animal Methods
  • 2013年6月6日 第38回日本香粧品学会
    • 動物実験に依存しない化粧品の全身毒性評価のアプローチ
  • 2013年6月17-19日 第40回日本毒性学会学術年会
    • 化粧品原料の光安全性評価におけるROS assayの応用
  • 2013年6月30-7月4日 International Congress of Toxicology 2013
    • Development of non-animal safety assessment system in Shiseido
  • 2013年11月29日 第73回SCCJ研究討論会
    • In vitro手法による光毒性および光感作性評価法の開発
  • 2013年12月19日-21日 日本動物実験代替法学会第26回大会
    • ニューラルネットワーク手法を用いた皮膚感作性評価への取り組み(I) -in vitro試験を用いた解析-
    • ニューラルネットワーク手法を用いた皮膚感作性評価への取り組み(II) -in silicoを用いた解析-
    • In silico手法を用いた遺伝毒性評価予測
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