1. Home
  2. サステナビリティ
  3. 環境
  4. 生物多様性の保全への取り組み

サステナビリティ
Sustainability

生物多様性の保全への取り組み

資生堂の商品は、すべて「地球の恵み」からできています。「地球の恵み(生物多様性)」を将来にわたって活用していくために、それを保全していくことは非常に重要な課題です。資生堂の商品はすべて「地球の恵み」を享受していることを認識し、商品のライフサイクル全体で、その保全に努めていかなければなりません。資生堂では、「地球の恵みの保全」を環境活動の中核とし、生物多様性に対する考え方を明らかにしています。

椿の植林・保全ボランティア活動

地球の恵みの保全の大切さの理解を深める場として、2009年度より和歌山県で、2011年度より長崎県五島列島、横浜こどもの国で、毎年社員とその家族による椿の植林・保全ボランティア活動を継続して行っています。

椿の植林・保全ボランティア活動地

日本地図

長崎県五島列島 椿の植林・保全ボランティア活動

活動概要と目的

ヘアケアブランド「TSUBAKI」に用いる椿油の原料産地である長崎県五島列島で、資生堂は耕作放棄地に椿を植林する保全活動に取り組んでいます。同地は高齢化に伴う耕作放棄地が社会問題化しており、地元住民と協力して椿を守り育てることによって、持続可能で責任ある原料調達をめざしています。
2017年9月には九州地区の社員ボランティアとその家族など40名が、0.07ヘクタールの土地にヤブツバキの苗木を80本植えました。また、今回初めて椿の実を収穫しました。当活動を開始した2011年から2017年までの間に延べ310名の社員が参加し、現在までの植樹本数は約580本となりました。
品質の良い椿油が採取できるよう地域社会と協働することで、社員がサステナビリティを理解する場としても活用しています。

実施期間

2017年4月~2020年3月(第3期)

実施場所

長崎県南松浦郡新上五島町

運営

株式会社資生堂、新上五島町

2015年に「持続可能な開発目標」 (SDGs)が国連総会で採択され、様々な企業や団体等が持続可能な社会をめざして活動しています。資生堂はSDGsの一つである「森林の持続可能な管理」の実現のために森林を守りながら持続可能な椿油が生産できるよう支援し、持続可能な農業とビジネスの成長の両立を図っています。

当活動で目指すSDGs

目標15. 陸上生態系保護と持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理

2017年度 実績

耕作放棄地から椿の森へと整備された土地面積 0.07ヘクタール

集合写真

集合写真

椿の植林

椿の植林

「資生堂 椿の森」植林・保全活動

資生堂は、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜町椿で10年間にわたる森林保全活動に取り組んでいます。活動地を「資生堂 椿の森」と名付け、活動を開始した2009年から2017年までの間に合計約4,420本のヤブツバキを植樹しました。
2017年5月には、近畿地区の社員ボランティアを中心とした14名で8回目の森林保全活動を行いました。当日は地元の森林組合・白浜町役場・和歌山県庁のみなさんにご協力いただきながら、ヤブツバキの苗木を植えました。
参加した社員からは、「森林の再生に協力できてうれしい」「荒れていた山を数年がかりで手入れしてきたが、順調に大きく育ってきている椿を見て感動した」といった声が上がっていました。

植樹

植樹

植樹

植樹

集合写真
集合写真

長命草の原料産地、与那国島の環境保全活動支援

資生堂 長命草 (target_blank)」ブランドの商品(ドリンク、タブレット、パウダー)に使用している長命草は、すべて与那国島産の原料にこだわっています。資生堂では2013年度より、与那国島の環境保全活動支援を行うとともに、商品の売上の一部を自然豊かな与那国島を守る環境保全活動に役立てています。

自然豊かな与那国島には、絶滅危惧種や固有種など貴重な動植物が数多く生息していますが、その数は減少傾向にあります。そこで、与那国いとなみネットワーク※、与那国町教育委員会と共同で、与那国島の豊かな自然環境や貴重な生態系を知り・守り・伝える活動を始動しました。
まず、貴重な動植物を知るきっかけづくりのため、島に生息する137種類の動植物を初めて編纂した『よなかま図鑑』を制作し、島の子どもたち全員と全800世帯に1冊ずつ配布しました。
また、島内の主要河川である田原(たばる)川に繁茂する外来植物「ホテイアオイ」の駆除を行っています。元々、水の浄化のために持ち込まれたものが、現在は水面を覆い尽くすほど繁茂し、本来生息している動植物も住みにくくなる危険性がありました。そこで、元の環境を取り戻そうと、14年5月には2トントラック約50台分のホテイアオイを撤去しました。作業により、水中に光が差し込み、川底には藻が生え、水生生物も多数観察されるようになるなど、環境改善につながっています。
資生堂は今後も与那国島の方々とともに豊かな自然環境を守り、未来につなぐ活動を継続していきます。

※与那国いとなみネットワークについて
与那国島の自然、歴史、文化など、地域に根ざしたさまざまないとなみを見つめ、次世代に継承していく活動をすることを目的とした、与那国町役場が中心となり設立された団体。

『よなかま図鑑』

『よなかま図鑑』

田原川のホテイアオイ撤去作業

田原川のホテイアオイ撤去作業

中国・甘粛省にて10回目の植林活動を実施

資生堂は2008年より中国・甘粛(かんしゅく)省蘭州市にて、10年にわたる植林プロジェクトをスタートしました。

本プロジェクトの最終年である2017年4月13日(木)には、資生堂グループの社員ボランティアやスタッフ、お取引先さま総勢118名で10回目の植林活動を行い、コノテガシワの苗木を植樹しました。

参加者の中には、3回以上、さらには10年連続で参加している社員もおり、「2009年に初めて蘭州に来た時は、木が一本もなく、茶色い山肌がむき出しになっている光景に衝撃を受けた。今は自分たちが植樹した苗木が生長し、青々とした山に生まれ変わっていて、とても嬉しい。」「自分は苗木と一緒に未来への希望と期待を植えているんだ、と誇らしい気持ちになった。」といった声が聞かれました。

2008年から資生堂グループが植樹した苗木は累計10万本以上にもなり、苗木の定着率も約88%に達しています。

甘粛省の植林プロジェクトは今年で最後となりますが、今後も積極的に中国の環境保全や持続可能な社会を実現するための取り組みに参加し、中国社会の発展に貢献してまいります。

場所 中国・甘粛省蘭州市
「資生堂集団援助 蘭州市城関区羅漢山環保生態林建設基地」
植林面積 約56ヘクタール(東京ドーム約12個分)
植林本数 約12万本(2008年4月~2017年4月)
期間 約10年
植樹活動の様子

植樹活動の様子

1本1本、丁寧に植樹

1本1本、丁寧に植樹

植えた苗木を眺めて思わず笑顔

植えた苗木を眺めて思わず笑顔

タイにおける植林活動

資生堂タイランドでは、2008年度からタイの各地でマングローブの植林活動を継続しています。

2016年9月13日(火)には、現地の社員52名が参加して、バンコク近郊のサムットプラーカーン県にあるタイ王国陸軍(QMRTA)のマングローブ林において、タイの非営利団体である「持続可能な開発のための環境教育基金(FEED)」やタイの「世界自然保護基金(WWFタイ)」関連団体のサポートのもと、約500本の植樹を行いました。
また、「環境研究センター」にて、天然資源の保護の重要性や持続可能なエネルギーの使い方などについて学び、大きな気づきを得る1日となりました。

参加者からは「一本の木をちゃんと育てるには、タイの美しい自然とその未来をつくる強い気持ちが必要なのですね」といった声が聞かれました。

資生堂タイランドは、美しい自然環境を次世代に受け継ぐために、これからも環境保全活動を続けていきます。

参加者全員で記念撮影

参加者全員で記念撮影

1本1本大切に植林

1本1本大切に植林

パーム油課題への取り組み

食品や化粧品の原料でもあるパーム油は近年急速に需要が増加しています。原料となるアブラヤシの大規模な農園開発のために熱帯雨林が違法に伐採され、野生動物の絶滅危機や森林減少による地球温暖化への影響が問題視されています。資生堂は2010年から、環境保全と持続可能なパーム油産業の振興や運営を行うことを目的として設立された「持続可能なパーム油のための円卓会議(target_blank)(RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil)」に参加しています。2013年以降資生堂グループが使用しているパーム油およびパーム核油に相当する「ブック・アンド・クレーム方式※」の証書を購入することで、認証された持続可能なパーム油の生産を支持しています。

※RSPO認証農園で生産されたパーム油・パーム核油の生産量を認証クレジットとして売買取引する方式。グリーン電力と同じ仕組みで、認証を購入することによりRSPOで認証された油を購入したことと同等とみなされる。

熱帯雨林に住む野生のオランウータン

熱帯雨林に住む野生のオランウータン

アブラヤシの実の説明に耳を傾ける社員

アブラヤシの実の説明に耳を傾ける社員

資生堂銀座ビルの環境対応

資生堂は、本社社屋である資生堂銀座ビル(2013年秋竣工)の建て替えにあたり、緑化による地域の生態系と調和のとれたビル設計と、銀座地区への地域貢献を目的として、銀座周辺の緑地で生きもの(鳥類・昆虫類)の生態調査を実施しました。(調査協力:株式会社竹中工務店、株式会社地域環境計画)

調査の結果、銀座地区では生きものの種類・個体数が少ない状況であることが確認された一方、近隣の日比谷公園や浜離宮には生きものが多数存在し、繁殖や採餌行動が確認されました。このことから、本社社屋の屋上緑化が鳥類や昆虫類の中継地となり、生物多様性に配慮した街づくりに貢献できる可能性があることが分かりました。

ビル敷地内の樹木は調査結果を踏まえて選定しており、屋上に設けた「資生の庭」には、化粧品の原材料となる植物を栽培するゾーンも設けることで、社員が地球の恵みの大切さを肌で感じる学びの場として活用しています。

資生の庭

資生の庭

KODAの研究

資生堂は住友林業株式会社との共同研究(※1)において、花芽(つぼみを形成する部位)の形成促進作用を持つ天然植物脂肪酸KODA(α-Ketol-OctadecaDienoic Acid)が、挿し木の発根にも促進作用があることを発見しました。この働きを応用し、これまで発根が不安定とされてきたソメイヨシノの挿し木による増殖率を顕著に上げることに成功しました。

その後、住友林業と共同で、京都・霊鑑寺の300年以上の樹齢を重ねた椿の後継稚樹の増殖や、鎌倉・安国論寺の樹勢の衰えにより枯死することが危惧されていた樹齢350年の山茶花の後継稚樹増殖に成功しました。そして、このような名木を守る活動の他に、絶滅危惧種や希少種の発根増殖研究を通じて「種の多様性」の損失を防ぐ活動も進めています。

当初KODAの研究は植物の組織培養によって化粧品の成分を開発することからスタートしたもので、農林水産省との共同プロジェクト(※2)の、「果樹の花芽着生制御技術の開発」の他に、温暖化によるイネの収量低下の改善など農作物の分野でも研究が進んでおり、今後、地球温暖化が引き起こす気候変動による農作物への影響にも貢献が期待できます。

KODAによるソメイヨシノ挿し木の発根促進効果

KODAによるソメイヨシノ挿し木の発根促進効果

このKODAの発見が、「第18回化学・バイオつくば賞」を受賞しました。

  • ※1 環境省のプロジェクト「地球環境研究総合推進費」の中での共同研究で推進
    課題名:森林造成技術の高度化による熱帯林のCO2シンク強化
  • ※2 農林水産省 生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業
    「花芽形成促進物質KODAによる果樹の花芽着生制御技術の開発」
  • Google+
  • Facebook
  • Twitter


For Person (お客さまのために)

For Community (社会のために)

For Planet (地球環境のために)


ISO26000 7つの中核主題への対応

スペシャルコンテンツ
おすすめコンテンツ
資生堂グループのブランド一覧へ

新着情報