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2018年10月 雑誌広告<br/>ONE ON ONE<br/>ゲスト:西村拳(空手選手)
2018年12月 雑誌広告<br/>ONE ON ONE<br/>ゲスト:桑井亜乃(ラグビー選手)
2019年2月 雑誌広告<br/>ONE ON ONE<br/>ゲスト:大池水杜(自転車BMX選手)
いい顔に迫る資生堂クロストーク「ONE ON ONE」vol.15
自転車競技選手 梶原 悠未 × 女優 吉岡 里帆
最初は未知の世界だった
吉岡 中学までは水泳をされてたんですよね。高校から自転車競技に転身されたそうですけど、なぜ自転車に惹かれたんですか?
梶原 最初は見たこともない競技だったので、私にとって未知の世界だったんです。でも実際に自転車に乗ってみたら、競技用の自転車は普段乗る自転車と比べて凄くスピードが速くて、0・01秒単位でベストを更新していく水泳と違い、3秒、5秒とタイムが大幅に縮まる快感があったんです。それが大きかったですね。
吉岡 水泳の経験が自転車競技に活かされていると思うのはどんな部分ですか?
梶原 水泳で培った体幹と持久力は、今も競技に活かされていると思います。
吉岡 自転車競技をはじめてから、凄いとしか言いようのない成績を短期間で残されていますが、ご自身ではどう思われていますか?
梶原 水泳をやっていたころは、努力が報われないこともあるのかなと思っていたんです。でも水泳で凄く悔しい思いをして、自転車競技に転向した後は、水泳をやっていたことが自転車競技に活きてるなと感じる部分がたくさんあったので、水泳でがんばってきたことも、自転車競技で積み上げてきたことも、どっちも無駄じゃなかったなって。自分がやってきたことはちゃんと正しくて、それが結果につながってるんだなって感じます。
吉岡 まったく違う競技ではあるけれど、水泳の経験が今にも生きてるんですね! 調べてみたら、自転車競技にはたくさんの種目がありますよね。好きな種目は何ですか?
梶原 傾斜のついた競技場を走るトラック競技と、一般の公道を走るロード競技が好きで、どちらも楽しいので両方に取り組んでいます。
成長を実感できるのが一番楽しい
吉岡 日本の女子選手として初めて、ワールドカップで金メダルを獲得したオムニアムはどういう種目ですか?
梶原 陸上の十種競技のようにトラックで複数の種目を行って、その総合得点で最終順位が決まる複合種目です。オムニアムの場合は1日に4種目を走るんですね。ひとつひとつ距離もルールも違うんですけど、ルールが違うと集団の形や動きがまったく違うので、その種目に合わせてそれぞれの選手が考える戦術がレースの見どころだと思います。
吉岡 ふむふむ、観戦するときは戦術にも注目してみます! トラック競技とロード競技では、選手に求められる能力は違いますか?
梶原 はい。競技時間も自転車自体の仕組みもまったく違うので、シーズンによって体作りの仕方を変えています。ロード競技が行われる夏場は持久力を徹底的に鍛えて、トラック競技が行われる冬場はトップスピードを上げられるようなトレーニングをしています。
吉岡 なるほど。綿密な計画に基づいてトレーニングをされてるんですね。
梶原 そうですね。私は1時間ごとに区切られている予定帳を活用しながら、だいたい1週間単位でトレーニングメニューを決めています。大学の授業時間が決まっているので、その中でも空き時間を見つけて、そこで何をやろうかなって。1週間前には必ずメニューを決めて、それをしっかり実施できるように取り組んでいます。
吉岡 体作りのために日ごろから心がけていることってありますか?
梶原 睡眠は最低でも1日7時間は取るようにしていたり、朝と午後の2部練習になることが多いんですけど、その間には必ず昼寝の時間を1時間取るようにしていたりして。
吉岡 限られた時間の中で、体を休ませる時間をきちんと設けているのも、ひとつの工夫ですよね。
梶原 食事も栄養バランスの整ったものを練習の3時間前に取るようにしていて、そういうところを体作りでは気をつけています。
吉岡 トレーニングをしながら、休息も栄養もしっかりとられるんですね!
梶原 はい。昼寝を挟むことによって、「トレーニング→栄養補給→回復」という流れを1日に2回くり返せるんです。だから1日のうちに2日分成長できるのかなって。
吉岡 なるほど! 面白い考え方ですね。梶原選手はどんなにいい結果が出ても、必ず反省点を見つけるようにしているという話を伺いました。そのストイックさ、とても尊敬します! でもなぜそこまでストイックになれるんでしょうか?
梶原 練習をするのが楽しいので、誰かにやらされているとか、苦しいのを我慢してやっているとか、そういう思いはないんです。自分で課題克服に向けたトレーニングメニューを考えて、それに取り組むことによって、自分でも成長を実感できるのが一番楽しいですね。苦しいトレーニングをした分だけ充実感や満足感を得られるので、それが原動力になってるのかなって思います。
吉岡 すごくかっこいいです! 逆に息が抜ける時間ってどういう時間ですか?
梶原 大学の近くにおいしいパンケーキ屋さんがあって、遠征の前後に食べに行くんですね。そうするとがんばろうって思います(笑)。
吉岡 めっちゃかわいい! でもそういう楽しみって必要ですよね。私も日々思います(笑)。
世界中の人に応援してもらえるように
吉岡 2020年の東京オリンピックに向けて、自転車競技に対する注目もどんどん高まっていくと思いますが、自転車競技の一番の魅力は何ですか?
梶原 最初に感じていただけるのはスピードだと思います。自転車を使うことによって、生身の体では出せない速いスピードを生み出すことができるので、そのスピード感は伝わりやすいのかなって。
吉岡 レース中はどれくらいのスピードが出るものですか? 時速30キロくらい?
梶原 60キロくらいは出ると思います(笑)。
吉岡 ええー! もはや自動車と同じようなスピードじゃないですか?
梶原 その速さで走りながら、他の選手たちとぶつかり合ったり、自転車をコントロールして位置取りをしたりするところが、凄く魅力的だと思います。
吉岡 怖いと思う瞬間はありませんか?
梶原 目の前で他の選手がぶつかって、転んでしまうこともレース中にはあるんですけど、そういう時は避けることに必死です(笑)。
吉岡 私にとっては本当に未知の世界です、自転車で60キロって。東京オリンピックが近づく今のお気持ちを聞かせてください。
梶原 オリンピックで金メダルを獲ることが小さいころからの目標だったので、その舞台が間近に迫ってきてるなって思うんですけど、その前に達成しなければいけない通過点を自分で設けているんですね。まずワールドカップや世界選手権で金メダルを獲れなければ、オリンピックで表彰台に立つことは難しいと思っていて、そのスタートラインには2017年12月のワールドカップで立つことができて。
吉岡 うんうん。
梶原 これからはワールドカップ、世界選手権で表彰台の常連選手になって、本番のオリンピックでも一番輝くメダルを首にさげられたらなって思います。
吉岡 そうやってお話しされてる表情が本当にうれしそうなんですよね。夢に対してまっすぐな姿がとても素敵です。目下の目標は東京オリンピックでの金メダルだと思いますけど、その先にどんな高みをめざしますか?
梶原 最終目標としては多くの方に応援してもらえるような選手になりたいです。国内だけでなく、世界でも有名な選手になって、自分のことを応援してくださる方が世界中でたくさん増えるような走りをしていきたいです。
吉岡 すばらしいです。きっとすぐ先のことですよね。練習をサポートしてくださっているご家族の存在は大きいですか?
梶原 はい。普段のトレーニングでも母がバイクで付き添ってくれているので、家族の支えは自分にとって必要不可欠なものです。一番近くでサポートしてくれている家族に、最初に金メダルをかけてあげて、恩返しできるようにがんばっていきたいと思います。
吉岡 私、その光景を東京オリンピックで見たら泣いちゃうかもしれません……!