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2017年02月24日

発行元:(株)資生堂

美容情報

資生堂ビューティートレンド研究チームが、2017年春夏のメーキャップトレンドを解説

透明感の中にもモード感を感じさせる、軽やかで大胆な「ロマンティックエッジィ」

資生堂ビューティークリエーションセンターでは、1987年より、メークやヘアの未来を探る「ビューティートレンド研究」を行っています。ビューティートレンドは、ファッションや世相とも密接に関係しているため、同センターでは、街頭調査や雑誌の傾向、世界のコレクション情報などを収集し、それらを総合的に分析したうえで、最新のメーク、ヘアの傾向を探り出しています。今回は、資生堂ビューティートレンド研究チームのヘア&メーキャップアーティスト渋沢知美と谷口丈児が、2017年春夏のトレンドの傾向を解説。時代の気分に合った旬のメークとヘアのポイントをご紹介します。

2017年春夏のトレンド

2017年春夏グローバルコレクションでは、2016年秋冬からのトレンドで装飾性の高い“足し算”傾向が継続。特にこの春夏に顕著なのは、量感のあるゆったりとしたボリュームやアンバランスなシルエットなど、いずれもドラマチックなファッションを楽しむ傾向です。
コレクションのメーキャップは、「軽さ×大胆さのバランス」がキーポイント。その流れが反映され、フェミニン×ナチュラルなど、「盛り」と「抜け」を自在に組み合わせたルックが多数登場。ヘアスタイルでは、くせ毛のようなウェーブ、手ぐしで整えたような究極のナチュラルスタイルなど、モデルの個性に合わせた無造作な表現が多く見られました。

2017年 春夏NYコレクションより

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2017年 春夏NYコレクションより

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2017年 春夏NYコレクションより

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2017年春夏トレンドヘア&メーキャップポイント

2016年秋冬に実施した街頭調査では、赤リップなどのブライトリップの流行が定着し、長く続いたナチュラルリップメークの波が収束。ブライトリップに加え、グリッターやラメを使ったアイメークが増え、新鮮味のあるメーキャップを楽しみたい、というムードが高まっています。
これらの傾向を踏まえ、資生堂ビューティートレンド研究チームが提案する春夏のトレンドメーキャップは、ロマンティックなのに甘すぎず、透明感の中にもややモード感を感じさせる「ロマンティックエッジィ」なメーキャップです。ポイントは全部を「盛る」のではなく、「盛る」と「抜く」のバランス感覚。春夏らしい旬カラーのピンクを取り入れれば、今季らしさがいっそう際立ちます。

◆2017年春夏のトレンドヘア&メーキャップは、軽やかで大胆な「ロマンティックエッジィ」

<メーキャップポイント①> 目もとにはラメのキラキラ感を
 まぶたの輝きを際立たせるため、あえてアイラインは入れず、ラメの入ったクリームシャドーをアイホール全体にきかせます。まつ毛を根元からしっかりカールアップさせ瞳に光を入れ、ボリュームタイプのマスカラをたっぷりと塗り輝きのある目もとに。

<メーキャップポイント②> 明るいピンクリップで「攻める」
明るさのあるペールピンクリップは、ツヤのあるタイプをチョイス。輪郭はとらず内側から塗りひろげ、ロマンティックな雰囲気に。

<ヘアのポイント> 無造作スタイルに存在感あるヘアアクセを
今季の流行であるグレージュカラーでラフな外国人風スタイルに。SNS映えを狙うクリップは、あえてアシンメトリーにつけ、大胆さと無造作感を強調します。

*本情報は、国内女性誌、国内外の主要都市での街頭調査、2017年春夏のグローバルコレクション情報の調査結果をもとに分析・予測しています。

軽やかで大胆な「ロマンティックエッジィ」

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メーキャップ解説  資生堂ヘア&メーキャップアーティスト 渋沢知美

<ベースメーキャップ>
ツヤの出る下地を使い、薄づきのファンデーションで素肌を生かすように軽めに仕上げます。チークも自然な血色感をプラスする、肌なじみの良い色を選びましょう。

<目もと>
キラキラとしたラメ感のあるクリームシャドーをアイホール全体にぼかします。ラメ感を際立たせることで、透明感のある目もとを演出します。目をはっきりさせたい場合は最後にブラウンのアイシャドーでまぶたの際をぐっと引きしめてあげましょう。まつ毛をしっかりカールアップし、瞳に光を入れるようにします。アイライナーは入れずに、黒のマスカラを上下のまつ毛にたっぷりと。まつ毛のボリュームと毛束感を強調することで、甘さの中にもさりげなくモード感を表現します。

<眉>
太眉ブームは収束し、自然な太さが主流になっています。毛流れを整え、足りないところを描き足し仕上げます。


<口もと>
昨年から続く赤リップの流行を受け、鮮やかなブライトリップが主流に。この春、秋冬に流行った深みのある色から、春夏らしい明るめのピンクへと流れが変わります。
ピンクの幅は非常に広く、明るめから、青みの強いフューシャピンクまでバリエーションが豊富。ファッションや個性に合わせ、自分らしいピンクを見つけて楽しむのが今の気分です。唇の輪郭をとらず、ツヤ感のあるリップを内側からぼかし塗り広げると、より春夏っぽい軽さのある口もとになります。

◆プロフィール 渋沢知美 TOMOMI SHIBUSAWA
資生堂ヘア&メーキャップアーティスト。ビューティークリエーションセンター所属。国内外のコレクション(NY、パリ、東京)の経験を生かし、宣伝広告、広報活動で活躍。担当ブランドは「SHISEIDO」「Za」。ヘア&メーキャップスクール「SABFA」の講師も務める。

ヘア解説 資生堂ヘア&メーキャップアーティスト 谷口 丈児

◆2017年春夏トレンドヘアは、「透明感×遊び心」

昨シーズンから見られた「作りこまないラフなスタイル」の傾向は今シーズンも継続。くせ毛っぽく見える自然なウェーブ、顔にハラリとかかるおくれ毛など、何気ない「ラフさ」にこだわるトレンドは変わりません。
今季は、そんな無造作なスタイルに、大胆なアイテムでキャッチーな演出をプラス。また、ここ最近落ち着いていたヘアカラーの流行が久々に復活。明るいグレージュカラーに注目です。透明感のある外国人風の柔らかいニュアンスのある髪色で、「無造作」「ラフ」「ナチュラル」なスタイルに「軽さ」と「透明感」をプラスするのが特徴といえるでしょう。
この春のおすすめは、ラフで軽快なアレンジスタイル。グレージュにカラーリングした髪にくせ毛風のゆるいウェーブをつけ、顔周りのおくれ毛と隙間をつくった前髪で、軽さと無造作感を表現。ナチュラルなウェーブは、毛束を軽くねじりながらヘアアイロンに巻き付けるのがポイント。大きめのクリップを左右非対称になるように大胆にとめれば、SNS映えする今っぽいヘアスタイルが完成です。

◆プロフィール 谷口 丈児 JOJI TANIGUCHI
資生堂ヘア&メーキャップアーティスト。サロンワークを経て、国内外のファッションショーや撮影などのヘア&メークを中心に活動。資生堂「UNO」の商品開発・ソフト情報の作成にも携わる。2015年 JHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)新人部門最優秀新人賞受賞。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。