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2017年10月27日

発行元:(株)資生堂

経営・業績

ゾートスインターナショナルInc.の譲渡に関するお知らせ

株式会社資生堂は、グローバルにサロン向けヘアケア事業を展開する連結子会社Zotos International Inc.(ゾートスインターナショナル Inc. 本社 米国コネチカット州、 以下:ゾートス社)の全株式を、Henkel AG & Co. KGaA (ヘンケルAG & Co. KGaA、 本社 ドイツ デュッセルドルフ、以下:ヘンケル社)に、関連事業資産とともに譲渡(以下、本件譲渡)することについて合意し、契約(以下、本件契約)を締結しましたので、お知らせいたします。

1.譲渡の理由等

資生堂グループは中長期戦略「VISION 2020」のもと、「世界で勝てるグローバルビューティーカンパニー」をめざし、グローバルレベルでブランドポートフォリオを強化すべく、選択と集中を進めています。プロフェッショナル事業はビューティーカンパニーとしては重要であり、今後、さらにアジアに集中し、投資強化を進めていきます。
このように、選択と集中という戦略のもと、北米に拠点を置き、売上の大半を北米での事業から得ているゾートス社の譲渡について、ヘンケル社と検討を進めてきた結果、同社へ譲渡することが当社にとっても、ゾートス社にとっても、最良の選択であるとの結論に達したことから、今回の譲渡に合意することとしました。
1988年に資生堂グループに加わったゾートス社は、サロン向けのヘアケア製品を、米国を中心に世界70カ国で展開しており、今なお成長を続けています。一方、ヘンケル社はドイツに本社を置く、接着技術、ランドリー&ホームケアおよびヘアを中心としたビューティーケア事業をグローバルに展開する企業で、近年、特にプロフェッショナル事業を欧州と米国において強化し拡大してきました。このような戦略を持つヘンケル社と米国を中心として確立されたプロフェッショナルブランドを持つゾートス社の事業が一体化することで、両社事業の更なる成長が期待できます。
同時に資生堂グループも本件譲渡により発生する原資を、プレステージ領域などの最重要ブランドの育成や生産体制強化に向けた投資に充当し、「VISION 2020」における後半3カ年の「成長加速の新戦略」を実行していきます。

2.本件譲渡の概要

本件は、以下に記載のゾートス社の株式と併せて、同社事業に関連する資産(以下、関連資産)を譲渡する方法で、全ての同社関連事業をヘンケル社に譲渡するものです。
ゾートス社株式は、当社の100%子会社で米州地域を統括している資生堂アメリカズCorp.が保有しており、資生堂アメリカズCorp.からヘンケル社のアメリカ子会社に譲渡されます。
関連資産については、当社およびゾートス社以外の当社子会社が保有する関連資産を、ヘンケル社に譲渡するものです。


本件についての詳細は添付のPDFを参照ください。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。