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2018年05月21日

発行元:(株)資生堂

サステナビリティ

資生堂が日本企業として初めてSPICEに参加

~参加企業と共に持続可能なパッケージングの未来を描く~

資生堂は、日本企業として初めてSPICE(Sustainable Packaging Initiative for CosmEtics:化粧品のための持続可能なパッケージングへの取り組み)に参加します。SPICEは環境サステナビリティの大手コンサルティング会社であるクアンティスとフランスの化粧品会社ロレアルによって2018年5月に共同設立され、当社を含む11社で活動を開始します。グローバルな化粧品会社が協業して「持続可能なパッケージングの未来をともに描く」という共通の目標に取り組みます。
SPICEへの参加により、資生堂は、エコデザインのパッケージや容器など、日本の化粧品業界が推進してきた環境に配慮した技術を適切に評価する手法を開発するとともに、このような技術を使用した製品を奨励する新しい枠組みの構築を目指します。同時に、この枠組みを積極的に活用することで、資源効率性の高い商品をお客さまに提供し、化粧品業界全体のサステナビリティへの取り組みの強化に努めます。

SPICEについて

<設立の背景>
近年、消費者や投資家などステークホルダーの間で、製品が環境に与える影響についての関心が高まっています。化粧品業界においても、環境への影響を低減する取り組みを行っているか、その目標達成のためにどのような計画を持っているか、事実と評価手法の開示が求められています。このような状況の中、各企業は、自社製品の環境に対する影響をどのように測定するかという課題に直面しています。SPICEは、参加企業が団結して上記課題を解決し、「持続可能なパッケージングの未来をともに描く」ために発足しました。

<参加企業>
当社の他、ロレアル、エイボン・プロダクツ、シャネル、クラランス・グループ、コティ、ロクシタン、LVMH、シスレーの9社の化粧品メーカー、クアンティス、コスメティックバレー(フランスの化粧品産業集積地)、FEBEA(フランス化粧品・トイレタリー企業連合)。

<活動内容>
参加企業は、サステナビリティ関連の専門知識を備えるクアンティス社の指導を受けながら、パッケージのバリューチェーン全体について協働し、環境パフォーマンス※1の向上を図ります。共同ワーキングセッションにて企業同士が体験や知識を共有し、開発につなげ、最終的に化粧品業界全体でのパッケージングにおけるサステナビリティへの取り組み強化を目指します。
具体的には、以下3つの主要エリアにて協働します。

1)確立した方法論に基づく、持続可能なパッケージングに関するポリシーの作成、指導
2)客観性のあるエコデザイン判断基準に基づくパッケージング技術革新の推進
3)消費者の期待に応えるため、製品の環境パフォーマンスのさらなる明確化とコミュニケーション改善

また、明確さ、わかりやすさ、透明性を高めるため、リサイクル資材、バイオプラスチック、仕上げおよびデコレーティング工程、3次包装および配送、再利用・再装填・詰め替えパッケージおよび回収プログラムといったテーマについて調査を進めます。

※1自らが発生させている環境への負荷やそれに係る対策の成果のこと

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。