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2018年09月22日

発行元:(株)資生堂

研究・サプライネットワーク

第30回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)ミュンヘン大会2018で7大会連続「最優秀賞」受賞

-資生堂、世界最多受賞数を今年も更新!江連主幹研究員3大会連続受賞-

2018年9月18日~9月21日にドイツ ミュンヘンで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミュンヘン大会2018」(IFSCC※1 Congress 2018)で、資生堂は口頭発表基礎部門の「最優秀賞」を受賞しました。533件の研究(口頭発表85件、ポスター発表448件) が発表された中で、当社の江連智暢主幹研究員の研究テーマ:「皮膚のアンチエイジングシステムをターゲットした新たなスキンケア」が選ばれました。江連主幹研究員は第28回パリ大会から3大会連続の「最優秀賞」受賞となり、同一発表者による3大会連続受賞は世界初です。
資生堂はグローバルレベルでも高く評価される研究開発力を強みとし革新的な価値を作り続けています。今後は新研究所「グローバルイノベーションセンター」が稼働するなど、より多様な人との交流・知の融合を行い、さらなるイノベーションによる新価値創造を加速させていきます。
※1 IFSCC (The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists): 世界中の化粧品技術者が集い、より高機能で安全な化粧品技術の開発へ向けて取り組む国際機関

最優秀賞を受賞した江連主幹研究員

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最優秀賞を受賞した江連主幹研究員

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口頭基礎部門「最優秀賞」

受賞研究名: 皮膚のアンチエイジングシステムをターゲットした新たなスキンケア
受賞者: 資生堂 アドバンストリサーチセンター 江連智暢(えづれとものぶ)主幹研究員
研究概要:資生堂は生理学研究所、国際医療福祉大学と共同研究を行い、加齢によって失われる真皮の幹細胞が、高齢者であっても皮脂腺の周囲には十分に存在していることを見出しました。真皮の幹細胞は真皮の細胞のもととなる細胞であり、これを活用することで真皮の若返りに繋がることが期待されます。本知見を基に新たなスキンケアへの応用を目指します。

高齢者の真皮(皮脂腺の周囲)に幹細胞が存在している

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IFSCC大会(Congress/Conference)で最多受賞

本大会では世界中の最新化粧品技術が発表され、新規性・独自性・科学的根拠等が厳しく評価されます。今回の受賞は、第24~29回に続く7大会連続、隔年開催の「IFSCC Congress」の間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めると通算26回目(うち最優秀賞は22回)となり、世界の化粧品メーカーの中で他社の追随を許さない最多の受賞回数となります※2。受賞した江連主幹研究員は第28回パリ大会、第29回オーランド大会に続き、3大会連続での最優秀賞受賞となります。これまでの当社の受賞技術は「カップにつかない口紅」や「耐水性が高いのに石鹸で落とせる日やけ止め」など、世界中のお客さまにご利用頂いている化粧品の開発に繋がっています。
※2 資生堂企業ウェブサイト「IFSCC大会受賞研究の紹介」  https://www.shiseidogroup.jp/rd/ifscc/

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。