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2019年06月03日

発行元:(株)資生堂

文化・スポーツ

トップヘアメイクアップアーティスト 計良 宏文の「越境」する展覧会

~日本初となる公立美術館での開催~

資生堂トップヘアメイクアップアーティスト(※1)計良 宏文(けら・ひろふみ)の展覧会「May I Start? 計良宏文の越境するヘアメイク」が 2019年7月6日(土)から9月1日(日)まで、埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市)で開催されます。
計良は、広告宣伝やパリコレクションといったファッションショー等を通じて培ってきたヘアメイクアップの技術とセンスを現代美術等とのコラボレーションにも展開し、表現の幅を広げてきました。ヘアメイクの既成概念を超え、さまざまな領域のアーティストと共同制作した作品が埼玉県立近代美術館に認められ、公立美術館において日本初のヘアメイクアップアーティストによる展覧会が開かれることになりました。

資生堂は2019年4月に企業使命を「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」と定めました。
今後もヘアメイクアップも含めたすべての企業活動を通じて、世界中の人々が心身ともに健やかで美しく、前向きな気持ちで日々を過ごせる世界をつくっていくことに貢献します。

計良 宏文について

1992年、資生堂に入社。資生堂ビューティークリエイションセンター(※2)所属。宣伝広告や雑誌のヘアメイクを数多く手がけ、パリコレクションをはじめとしたファッションショーのヘアチーフを担当している。また、日本を代表する美術家の森村泰昌氏や写真家・華道家の勅使河原城一氏等との協働を通じ、多様な美の価値観やニーズを捉えて、既成概念を打破するイノベーションに挑戦。 
インターコワフュール・ジャパン理事、NHDK(日本ヘアデザイン協会)ニューヘアモード創作設定副委員長、資生堂学園テクニカル・ダイレクター、(一社)ジャパン・ビューティーメソッド協会上級認定講師等を務める。新潟県出身。

展覧会概要

展覧会では、これまでの宣伝広告から、ヘアメイクの枠を超える多様なコラボレーションまで、計良のクリエーションの全貌を紹介するほか、ファッションデザイナー・坂部三樹郎氏との協働による大規模な新作映像インスタレーションも発表します。

♦名称:「May I Start? 計良宏文の越境するヘアメイク」
♦会場:埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
♦会期:2019年7月6日(土)~9月1日(日)
♦開館時間:10時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
♦休館日:月曜日(7月15日、8月12日は開館)
♦主催:埼玉県立近代美術館
♦特別協力:株式会社資生堂
♦制作協力 :株式会社クラフティ、株式会社七彩、株式会社カラーサイエンスラボ
♦協力:JR東日本大宮支社、FM NACK 5
♦会場構成 :海法圭(海法圭建築設計事務所)
♦観覧料:一般1100円(880円)、大高生880円(710円)※( )内は20名以上の団体料金
♦URL:http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

MIKIO SAKABE 2018年春夏コレクション

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展覧会のみどころ

♦ファッションとヘアメイク
パリコレクションや東京コレクションなどのファッションショーのバックステージや、シーズンルックやカタログなどのヘアメイクを通じて、計良は数多くのブランドの表現を支えてきました。計良が携わった国内外の数多くのブランドからANREALAGE、SOMARTA、MIKIO SAKABE、writtenafterwards、LIMI feuの5ブランドとの仕事を、ウィッグやヘッドピース、制作時の資料類を加えて紹介。ヘアメイクの視点からファッションの現在を考える機会となります。

♦計良宏文+坂部三樹郎氏による新作映像インスタレーション
展覧会の中心となるのが、ファッションデザイナー・坂部三樹郎氏とのコラボレーションによる本展のための新作映像インスタレーション《FACE》。計良がヘアメイクを、坂部氏が衣裳のスタイリングを担当し、「ひとりの女性の顔が、ヘアメイクの力で多彩な女性像に変化するさま」を約40台のディスプレイで表現。自由な創造力と卓越した技術によって、ヘアメイクの力と可能性が示されます。

♦多彩なコラボレーションの全貌を紹介
2013年に開催された「森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」(資生堂ギャラリー)のための新作において、計良は森村作品のヘアメイクを初めて担当しました。作家のイメージを具現化する高い技術は森村氏の信頼を得て、これ以降《自画像の美術史》シリーズなどで森村作品への参加を続けています。また、文楽人形のかしら(頭部)を制作し、人形遣い・勘緑氏の公演に提供したり、華道家・写真家の勅使河原城一氏とともに「花」を題材とした共作に取り組んだりと、さまざまなジャンルのクリエイターとの協働により、ヘアメイクの概念を刷新する活動を展開しています。



Shiseido Professional Beauty Congress 2019

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計良宏文×勅使河原城一《Flowers》 2019年

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※1 資生堂トップヘアメイクアップアーティスト
資生堂の美容技術専門職のなかで、最高レベルの技術を有するヘアメイクアップアーティスト。先進的な美を創造しグローバルに発信することで、資生堂ブランドや企業価値の向上に努めるとともに、美容業界全体の発展に寄与することをミッションとしている。現在計良を含め計8名。

※2 資生堂ビューティークリエイションセンター  
プロのヘアメイクアップアーティストが約40名在籍し、宣伝広告のヘアメイク、商品のカラークリエイションをはじめ、ニューヨーク、パリ、東京などで開催されるファッションデザイナーの国内外でのコレクションのバックステージで活動し、最先端のトレンド情報をグローバルに発信している。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。