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資生堂 女性研究者サイエンスグラント

「資生堂 女性研究者サイエンスグラント Shiseido Female Researcher Science Grant」は指導的研究者を目指す貴女を支援する研究助成です。自然科学分野の幅広い研究テーマ(理工科学系・生命科学系全般)を対象に、2007年度の設立以来、毎年10名の女性研究者へ研究助成を行ってきました。新規性・独創性があり、ご自身の研究分野を切り拓く意欲のある研究計画を歓迎します。

第12回 「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」 募集概要

  1. 趣旨優秀な女性研究者の研究活動を支援することにより、指導的女性研究者の育成に貢献します。

  2. 対象分野自然科学分野(理工科学分野、生命科学分野いずれもご応募いただけます)
    なお、界面・コロイド化学の応募を積極的に歓迎します。

  3. 助成金額・件数100万円/1件、最大10件まで (年間総額1,000万円)

  4. 助成期間1年間 (第12回: 2019年6月~2020年5月)

  5. 助成金の使途研究費用(試薬代、機器代など)のほか、研究補助員の雇用費用にも充当可

  6. 応募資格助成対象期間中に日本国内の大学・公的研究機関で、自然科学分野の研究に従事する女性研究者。

    ※年齢、国籍は問わない。

    ※推薦者不要。自由応募による完全公募制。

    ※応募時、すでに指導的役割を担われている研究者(教授等)、大学院生・学生、企業に所属する研究者は 除く

  7. 応募方法第12回応募からweb申請に変更になっております。
    詳しい内容は、「第12回募集要項」をお読みください。
    下記新規会員登録ボタンからマイページを取得後、web申請が出来ます。

  8. 締切日 2018年11月15日(木) 23:59web申請登録完了

  9. 審査方法社内外の審査員で運営する本グラント審査委員会にて厳正に審査します。

  10. 審査委員会

    審査委員長 株式会社 資生堂 執行役員常務 島谷庸一
    社外審査員 弘前大学 柿崎育子 先生
    (五十音順) 電気通信大学 小舘香椎子 先生
      東京大学 近藤高志 先生
      福井工業大学 矢部希見子 先生
  11. 審査結果発表2019年3月以降、各申請(応募)者に直接通知します。受賞された方については、2019年6月以降、お名前と申請研究タイトル名を本ホームページに掲載し、プレス発表致します。

資生堂 女性研究者サイエンスグラント応募者の属性まとめ(第1回~11回)

応募人数の推移
応募者の背景 分野
応募者の背景 年齢
応募者の背景 職位
応募者の背景 職制
※第1回~11回応募者の属性まとめ(2018年3月)

グラント受賞者の声

受賞者に聞く(4)海鳥研究者兼母親として


第10回受賞者 庄子晶子 先生


(北海道大学大学院 水産科学研究院 研究員)

資生堂女性研究者サイエンスグラントを受賞できたことで、自分に居場所を与えていただいたような安心感と少し自信が持てました。私の研究は無人島などへ行き海鳥の行動や生態を明らかにすることですが、受賞を機により積極的に研究活動やアウトリーチ活動を行えるようになりました。
日本のサンプルのみならず、海外(アラスカ)でサンプルを集め分析することができ、さらにこれをきっかけとして新たな国際共同研究も構築できました。現在2歳の子供の子育て中でもあり子育てと研究の両立はたいへんですが、それを支えてくれる応援してくれる人や社会に感謝をしながら、海鳥研究者兼母親として どちらも頑張っていきたいと思います。

庄子晶子 先生

受賞者に聞く(3) 「自分もやるぞ」というスイッチになれば


第9回受賞者 宇田亮子 先生


(奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 准教授)

助成金は人件費にも充てられることがありがたかったです。私の場合は「この実験もやりたい、あの測定もやりたい」と結局のところほとんど試薬の購入となってしまいましたが・・・。
助成を受けて行った研究の成果は、先日ある科学技術雑誌に掲載されました。思えば育休明け特有のジレンマの中で実験を行いつつ、査読者との手ごたえのあるやり取りに四苦八苦していました。しかし一方で アイデアを形にして評価を受ける機会があった有難いこととも思えました。論文中Acknowledgments の冒頭は本助成への謝辞を述べさせていただきました。産休育休を挟みながらもこのテーマを続行させて頂けたことに深く感謝しています。
今後私の受賞がどなたかの「自分もやるぞ」というスイッチになれば、これ以上の喜びはありません。

宇田亮子 先生

受賞者に聞く(2) 仕事と家庭、その葛藤とは・・・?


第10回受賞者 朴昭映 先生


(京都大学大学院 理学研究科 化学専攻 助教)

学生の時から実験が大好き。今も新しいアイディアが思いついたら夜遅くまででも実験したいところなのですが、現実は育児のため時間的に思い通りにいかないこともあります。子供を産んでからというもの、“研究者”と“お母さん”という2つの役割においてどちらも最善を尽くさないといけないのに自分はちゃんとできているだろうか・・・と圧迫感を感じることがありました。そんな時に本グラントを受賞し、研究者としての可能性を認めてもらっていると大きな自信につながり、自分の中での変化を感じています。家族のことを考えるといつも忙しくて『ごめんなさい』という気持ちにもなりますが、一緒に過ごす時間の質を充実させようと頑張っています。先日3年ぶりに韓国化学会へ行ってきました。前回は1人で行ってきましたが、助成金を活用し現在指導している2人の大学院生とともに参加することができました。日本で活躍する女性研究者として研究成果を発信できただけでなく、学生にもよい機会となりました。資生堂女性研究者サイエンスグラントに感謝の気持ちを申し上げます。

朴昭映 先生

受賞者に聞く(1) 子育てをしながらポスドク(博士研究員)から教授へ


第2回受賞者 佐藤春実 先生


(神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 教授)

受賞した当時はポスドクでしたが、その後いただいた助成金を使って研究も進み、パーマネントポジションを得ることができました。さらに次のポジションや助成金獲得などにも繋がり研究が大きく発展しました。またこの受賞を機に、分野の異なる女性研究者とのつながりができたことも個人的にはとても嬉しく思っています。
当時は子供が小さく、国内で日帰りできるところ以外は国際会議も子連れで参加していました。学会保育室の設置もまだ一部の学会でしかなく、受付の学生さんに子供をみてもらっている間に発表したこともあります。子連れの出張は、自分の研究のことだけでなく子供の体調にも気を使わないといけないので、終わるまで気が抜けず大変でした。
現在はPIとして研究室の学生の指導を行いながら研究を進めています。学会は国内外を問わず発表しており、できるだけ学生さんも一緒に連れて行くようにしています。研究室運営の難しさを感じつつ、研究室の学生さんと毎日楽しく研究しています。また子供も大学生になり、帰宅時間や出張をあまり気にせず研究に打ち込むことができるようになりましたが、やり過ぎて体調を崩さないように注意しています。子育ての期間は終わってみるとあっという間でした。先輩方が「子育てを経験したら時間の使い方が上手くなるよ」と仰っていましたが、余裕のない綱渡りの日々によって私も少しは鍛えられたように思います。

佐藤春実 先生

受賞者の声(3) 「新テーマ挑戦のきっかけに」


第5回受賞者 岩倉いずみ 先生


(神奈川大学 工学部 反応機構解析研究室 准教授)

さきがけ”研究終了後の新テーマを模索していた時期に、この資生堂サイエンスグラントを申請しました。“さきがけ”ではフェムト秒レーザー分光により有機反応機構を解析してきましたが、超高速分光を機能性材料開発に応用できればと考え、本グラントの受賞をきっかけに金属錯体の光特性解析につながる項間交差の光計測に挑戦しました。今までとは違う分野で、十分な結果が得られる見通しもなかなかたたず、試行錯誤の1年間でした。しかし、この錯体のテーマは次の新たな助成金へと繋がりました。さらに、反応機構解析にも新たな視点を加味するきっかけとなり、結果として文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞することができました。この資生堂サイエンスグラントは、新たなテーマに挑戦し、次のステップに飛び出すチャンスを私に与えてくれました。

岩倉いずみ 先生

受賞者の声(2) 「受賞が新たな共同研究のきっかけに」


第5回受賞者 柳澤実穂 先生


(東京農工大学 工学研究院(テニュアトラック推進機構)テニュアトラック特任准教授)

助教として新天地へ赴任し研究を再スタートさせた直後に資生堂女性研究者サイエンスグラントを受賞できたことは、金銭的かつ精神的に大きな支えとなりました。本グラントの研究会では、以前このグラントを受賞した異分野の研究者と交流を深め、そのご縁で新たな共同研究を始めることも出来ました。これは、本グラントが「指導的研究者を目指す貴女を支援する」という理念に基づき、活発な交流の場を設けて下さったおかげです。今後研究を続けて行くうえで困難な事が生じても、それを解決するための心持ちと豊かな人脈を与えてくれる本グラントは貴重です。多くの女性研究者の方々に応募して頂ければと思います。

柳澤実穂 先生

受賞者の声(1) 「研究を続ける上での心の支えに」


第4回受賞者 安田(渡辺)仁奈 先生


(宮崎大学テニュアトラック推進機構 准教授)

資生堂女性研究者サイエンスグラントの申請書を書いていたのは、まだ次の職が見つかっていない学振PD3年目の秋のことでした。学位取得後、多くの方は任期制の研究員として各地を転々としながら業績を出し続けなければなりません。それと同時に、様々なライフイベントの決断も迫られる、楽しくも悩みの多い時期を迎えます。私も研究者として先の見えないなかで資生堂グラントに応募し、受賞とほぼ同時期に現職への異動が決まりました。このグラントは研究室の立ち上げに際し、研究費としてのみならず、精神面でも大きな支えとなりました。私と同じように、悩みや不安を抱えながらも研究者としての道を強く志す方々に、是非奮ってご応募いただければと思います。

※日本学術振興会特別研究員のこと。採用期間3年間の任期制研究職。

安田(渡辺)仁奈 先生

応募に関するお問い合わせ先

資生堂 女性研究者サイエンスグラント事務局

grant_jimukyoku@to.shiseido.co.jp

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