【知って、なるほど化粧品】まつ毛がつくる目元印象
「アイメイクで実現したい目元は?」とアンケートをとるとあらゆる世代で上位にランクインするのが「ぱっちりした目元」。憧れのぱっちり目元を演出する決め手は、やっぱりまつ毛。今回は、まつ毛の成長メカニズムや、目元印象の深め方についてご紹介します!
Q.まつ毛の成長メカニズムは?
A.日本人の平均データによると、まつ毛は上まぶたに100~150本、下まぶたに50~75本生えています。毛穴はまぶたの際に1列ではなく、2~3列ずつに並んでおり、それぞれ絡まないように毛が生えています。まつ毛は1カ月でおよそ5.5mm伸びますが、成長期の期間はわずか40日程度。抜けるまでの間ずっと成長期というわけではなく、成長後は一定の長さを保ちます。また、成長スピードが速いほど、長く伸びることがわかってきました。
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【COLUMN】
Q.まつ毛の濃さや長さの違いで、印象が変わるの?
A.まつ毛の濃さや長さで、印象は変わります。資生堂では、まつ毛の本数や太さ、長さを変えたシミュレーションを研究しながら、それらをマスカラなどの開発にいかしています。
Q.まつ毛が少ない、全くない場合のメイクは、どうしたらいいの?
A.まつ毛の長さや太さが変わることで、目元の印象は大きく変わります。つけまつ毛やマスカラを使えばボリュームアップできますが、まつ毛が薄い方には、アイライナーがおすすめ。例えば、老化や抗がん剤治療などによって、まつ毛が脱毛し少ない、もしくは全くない場合には、アイライナーを効果的に使うことで、自然な目元を演出をすることができます。
<アイライナーの種類>
<描く位置と方向>
1.まつ毛の生えていた位置(粘膜の外側に沿って)に目尻から目頭に向かって描く。
2.より自然に仕上げたいときは、アイシャドーチップやコットンチップで描いたラインの上を軽くなぞるようにしてぼかす。
3.下まぶたは、目尻から目頭に向かって1/3ぐらいを目安に描く。ラインを入れることで目元により深みがでる(下まぶたは自然に見えるブラウンがおすすめ)。
4.1回で描こうとせずに、短く数回に分けて描く。
※より詳しい情報・お問い合わせは、資生堂ライフクオリティービューティーセンターへ
まとめ:まつ毛メイクで、目力アップ!
瞳を大きく見せる効果のあるまつ毛。マスカラは、まつ毛を長く濃く見せられ、アイラインをまぶたの際に描けば、まつ毛のように目元の印象を、くっきり見せることができます。ぜひ、理想の目元を探してみてください。
photo:shutterstock
●当記事の情報は、プレゼンターの見解です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。
資生堂研究員
研究員
資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/